ほぼ足りてまだ欲 その先

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Our House Divided

 昨日地元の図書館に行った。返却するCDが2枚あったからである。するとそこのお姉さんが2年に一度カードをチェックするので住所を証明できるものを提示して下さい、という。昔はこんなこといわれたことはなかったのだけれど、2年前から始まった。免許書を見せたのだけれど、そういうものを持っていない人はどうするんだろう。住民票かなんか持っていくのかね。

  • イデオロギーとしての日本文化論」ハルミ・ベフ著 思想の科学社 1987:これは1997年に復刻されているらしい。ここの図書館にあるのはオリジナル版。冒頭は鶴見俊輔がハルミ・ベフ(別府春海)にインタビューした「イデオロギーとしての日本文化論」。たかだか20年前の出版なのに、随分古い本のような印象があるのはやっぱり活版だからなんだろうか。
  • 「引き裂かれた家族-第二次世界大戦下のハワイ日系七家族」Our House Divided トミ・カイザワ・ネイフラー(海沢 富)著 尾原玲子訳 日本放送出版協会 1992:著者は1921年ワイ島生まれ。開戦時12歳。「登場する七家族のうち四家族の息子が合衆国軍隊に参加した。そのうちの三人は第442連隊で、二人は太平洋戦争の情報部隊で戦った」とまず書かれている。著者、Tomi Kaizawa Knaeflerは1967年に「Honolulu Star-Bulletin」紙の記者として、マクナマラにインタビューしている記録もあり、数々の文筆活動で知られている。偶然見付けた興味深い一冊。
  • 「ヤマト魂(ダマシイ) - アメリカ・日系二世、自由への戦い」渡辺正清著 集英社 2001:読売新聞(衛星版)に1994年5月から2000年12月の間、週一回の掲載で連載されたものだそうだ。知らなかった。冒頭に書かれていることにビックリした。「2000年6月、アジア系アメリカ人22名(日系二世20名、中国系とフィリピン系アメリカ人各1名)に対して、第二次世界大戦における戦功がようやく認められ、「名誉勲章」がホワイトハウスで授与された」というのだ。あの戦争が終わって55年も経ってからの話である。著者は1937年石川県生まれ。UCLAに留学後、LA Countyの職員として勤務。1999年退職。1975年から日系移民史に関してLA邦字紙等に寄稿。この本にも登場しているダニエル・イノウエがシンポジウムに出席する。2007年10月11日 14:00 経団連ホール 「変わりゆく日本のイメージ? ー米メディア界で活躍する日系人の見方ー」 問い合わせ先:国際交流基金日米センター・知的交流課→こちら