ほぼ足りてまだ欲 その先

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偽装

 国籍法改正が通ったわけで、東南アジアの女性に子どもを産ませてそのまま逃げ回っている日本人の恥さらしを追い回すためにインセンティブが出来たかなぁという気がする。
 で、この法律の改正案について偽装認知が蔓延するぞといって反対している人たちが今でもいるわけで、平沼赳夫やら赤池誠章という人たちもその中に入っているんだろうと思う。
 そうか、偽装か。
 偽装といえば労働者派遣法の改正によって、製造現場にも労働者を派遣できるようになって何年か経っている。何年か続けて派遣勤務で従事してきた労働者は正式雇用として切り替えなくてはならないという法になっている。しかし、実際の現場ではマスコミ各社が書いているように、派遣から切り替えて契約社員にしてしまう。そして切ってしまうという手段が横行している。これははっきり云って「偽装派遣」である。
 請負契約にしたって本来的には製造現場における請負はラインを丸ごと請け負う、という形が合法であり、正社員と混ざって働くのは「偽装請負」である。
 しかし、偽装という手段に打って出るであろう事は十分予想が出来、なおかつその偽装請負状態にいる現役の労働者が国会に参考人として証言しているにもかかわらずその後の「偽装」は全く改まっていないどころか、今回の百年に一度といわれる(何でもかんでも百年に一度にするな!小泉がいけないんだな、これは。)経済不況に際して平気の平左で正々堂々とやっているじゃないか。そうした状況に対して平沼赳夫や、その赤池何タラはどう国会で追及しているというのだろうか。
 どうも私のアンテナが低すぎるらしくてその辺の情報が引っかかってこない。

 有志議員らは3日、「国籍問題を検証する議員連盟」(会長・平沼赳夫経済産業相)を結成し、不正な国籍取得防止のためのチェック体制の構築や重国籍対策などを検討していくことを決めた。(産経ニュース 2008.12.5 22:20)

 ちょっと遅きに逸したきらいがなきにしもあらずだけれども、こうして国籍法改正をきっかけにこの分野について認識を改めるためにも今度の検討を続けていかれるのは非常に意味があることだと考える。定期的に報告をされることを期待したい。