ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

まずいなぁ

 昨日の夜、WOWOWがウィル・スミスの「I am Legend」を放映していた。とっかかりを見始めたのだけれど、何となく不気味な状況が映し出されるであろうことを予想したので、家人が見続けるのをそのままに私は部屋に戻った。するとそのうちに妙に眠気が募り、またまたどうにも我慢ができなくなった。人間、歳をとると、いっぺんに長時間眠れなくなり、その分小刻みな睡眠をとることになるのはしょうがないか。で、この際だからもう寝てしまえと思って着替えて本格的に布団にはいる。
 すぐに寝てしまったものと見えるが、耳元で鳴っていたラジオから流れるテレビ東京久米宏の声で、気がつく。女子高生から結婚観を聞いている。「安定した生活を・・」なんて高校生が言っているのを聞いて、若いときから「安定」を考えるのかとなんだか寂しい気持ちがしてしまったのだけれど、それは自分がどちらかといえば恵まれた生活をしているからこそいえる話であって、もし自分が明日をも知れぬ境遇にいたとしたら彼女たちのいうことをどんな気持ちで聞いただろうか。
 自分がまだ大学生の頃、同じ年頃の女子大生たちが話しているのを聞くともなしに聞いていたら「そうねぇ、月収がこれくらいないと暮らせないわよねぇ」と当時内定していた私の初任給を遙かに超える金額を話題にしていたのを聞いて、ぐぅ〜の音も出ずとても屈辱感があったのだけれど、どうせそんな奴らとは一緒に生活なんてするわけもねぇんだからと「酸っぱいぶどう」論法で突き放したのを想い出す。しかし、そういっていた女子はその後飛ぶ鳥を落とす民事系の大弁護士のカミさんに収まっているという話を聞いて、恐れ入りましたというしかなかったのだけれどね。いや、いうだけのことはあったわけで、とても大したもんだ。
 というわけで目が覚めてしまって夜中に眠れずに困っている。日本テレビNNNドキュメントも今日はないし。
 起きていたというのに早朝のNHK総合テレビの「世界ふれあい街歩き」を見るのを忘れた。