ほぼ足りてまだ欲 その先

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どこからこんな夢

 今朝は湿気がねちねちとまとわりついて目が覚めた。その上見ていた夢がとてつもない夢でねちねちといじめられており、実に目覚めが不愉快そのものであった。
 昨日の夜に知り合いのバンドの練習に立ち会ったからなのかもしれないけれど、昔一緒にバンドをやっていたL.G.の男のところに遊びに行くという話である。
 奴からメールが来て、この電車でこういう名前の駅で降りるんだと教わる。ところがどうやらそこは外国だ。電車はなぜか日本の電車のような長椅子だ。寝入ってしまってひょっと気がつくと前に座っていたアフリカ系の男が誰かの鞄を自分の上の網棚に載せているところだった。そうやって置き引きだったというのだけれど、そんなのすぐにばれてしまうじゃないかと、そこのところが夢だ。
 次に目が覚めたところが駅で、慌てて降りる。ところがどうも目的の駅というのがそこではなくて、そこのプラットフォームから見ると高台の上にそこが始発駅のいかにも私鉄という感じで、大昔の東横線の四角い車両の電車が停まっている。その電車の路線図を見ると、なぜかカタカナで駅名が書いてあって、奴に云われた駅名がその中にある。なんだ、乗り換えるんだったのか。
 その駅舎に入って行くと、なぜか知らないけれど、木製の大昔の事務机を前に何人も中国人の職員が座っている。乗客がそこに適当な感じで並んで何かを云っては薄っぺらい紙を受け取っている。それが切符なんだろうか。私の番が来て、それまで持ってきた切符を出し、あの駅まで行きたいんだけれど、これで行けるのかと英語で聞く(ここが夢だ)が彼は曖昧な笑い顔をしながらそれを受け取る。じゃ、次に乗る切符は?と聞くとあっちに行けと向こうの職員を指差すのだ。で、そいつのところに行くと、中国語(どれなのかわからない)で何か云うけれど、まるで馬鹿にした顔つきで、鼻先で笑う。そうやって次々と違う職員にまわされ、最後に偉そうな男が、じゃ、こっちに来いという。
 最後に私の耳元で「何の問題もなく切符が手に入る方法って云うのは世の中どこにいってもひとつだよ」と賄賂をにおわせる。ところが私の財布には5千円札が一枚とあとは数種類の外貨があるだけだ。ポケットの中で手探りで札を抜き出すと、なんとそれは持っていないはずの中国元の札だ。あれ?と財布を取り出してみると、中にはルピーが大量に入っていたり、なんだかわからない中国語の書類が出てきたりして慌てる。するとその偉そうな男が苛立っているのがわかる。
 こんな夢から目が覚めてみたらねっとりとした湿気でうんざりした。