受刑者に競馬を予想させたり、レースの情報を提供するなど不適切な処遇を繰り返したとして、京都刑務所は15日、男性刑務官（44）を減給100分の20（1カ月）の懲戒処分にしたと発表した。（京都新聞 2009年9月15日）
風景が目に浮かぶ。制帽をあみだにかぶっちゃって、靴を脱いだ片方の足をいすの端に載っけて「でさ、どうなんだよ、どれが来ると思うわけ、おまえはさ」なんていっていたんじゃないかと想像するよ。なんだか1970年代くらいのアメリカの映画で南部の片田舎の郡保安官事務所の格子の中に入っている容疑者とやりとりしているなんてシーンかなぁ。でもって懲戒処分たって、減給、たったの2割引で、それもたったの一回だよ。なんだその風紀のゆるみ加減は。私なんぞは「景気が悪いからしょうがねぇんだよ」ってんで何年も給料1割削減が続いていたよ。そりゃおまえの働きが悪かったんだからしょうがねぇだろうというのは甘んじてお受け申し上げるけれど、受刑者相手に競馬の予想だよ、こいつは。旧日本軍の内務班の下士官が調子の良い新兵相手に語っているようだ。全然変わっていないね。
