ほぼ足りてまだ欲 その先

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陽だまりの

 寒い、寒いと部屋で縮こまっていて、何かの加減で偶々陽だまりの中に身を置いてお陽様のぽかぽかを享受してみると、お陽様の力というのはこれはえらいもんだと思ってしまう。昔の人が東の空にあがってくるお陽様に向かってぱんぱんと手を打った気持ちがわかろうというものだ。
 これが年がら年中温かいところに暮らしていたら多分気がつかないんだろうなぁ。アメニズムがこの地に根付いたわけがわかろうというものだ。そのくせ、夏になると恨めしくなるほどのお陽様になっちまう。人間なんて勝手なもんで、そういう状況にならないとわからないんだなぁ。
 科学的にいうと将来的にはあのお陽様がどんどん膨張してきて、そのうち私たちのこの星も飲み込まれてしまうというのだけれど、そう考えると自然というのはありがたくもあり、恐ろしくもある。その頃のこの星は一体どんなことになるんだろうかと考えるとぞっとする。「君はその頃にはもうとっくにこの宇宙のどこにも存在しないんだぞぉ〜」といわれるとこれまた、なにやら無力感に駆られるけれどね。
 子どもの頃、寝床の中にいてこの宇宙の果てには一体何があるんだろうか、ズ〜っとズ〜っと先まで行ったらどうなっているんだろうかと考えたら怖くなってきて眠れなくなったことを思い出す。賢い子だったらそこから天体物理学の方向へ進んだかも知れないのに、ただただ恐ろしかっただけだってんだからなんともはやではあるけれど・・・。