どうやらtwitterが急激に普及しているらしいけれど、本当かどうかは分からない。今朝の日本テレビの「TheサンデーNEXT」という番組を見ていたら、先日の原宿竹下通りでの大騒ぎは誰かがtwitterで、例のジャリタレがいるらしいぞとつぶやいたことがきっかけで、「本当にこの集団心理を惹起するtwitterってのは怖いですねぇ」という論調だった。
twitterがどの様な機能を持っていて、メリットはこうで、デメリットがこうで、そのうちのひとつとしてこういうことが起こりえるというのが怖いのだという説明なら良いのだけれど、十把一絡げにして「匿名投書」といういい方をするのは不勉強も甚だしい。多分これを見たあまり経験がない人にしてみると2チャンネルとの区別すらつかない。あ、そういう人は2チャンネルも知らないか。
匿名性ということからするとtwitterはかなり薄らいでいるといっても良いかもしれないが、それでもフィッシングtwitterもあり得ていて、twitter自身がこんなにフィッシングが減ったと宣伝しているところからも明らかだ。
例えば食べ物屋さんをめぐってはブログに書いている人がたくさんいる。とにかくたくさんいる。しかし、長続きしている人は思いっきり事実を指摘したりしない。概ね、「まぁまぁ」的雰囲気が漂う。読み手からするともっと本当のことを書いてくれた方が無駄足を運ばなくてもすむから有効だ。お店側からするとちょっとでもマイナスなことを書かれたりするといい思いをしないから愉快ではなさそうだ。しかも料理というのはプレゼンテーションもポイントだし、ましてや自分の店の独自メニューには金と時間が掛かっていて、そうそう人目にさらすのは賢明ではないという考えもある。しかし、だからといってブログ等に書かれるのを毛嫌いしても公開性に欠ける。理解できないと「何しろ今通りで良いんだよ!」と居直ることになる。
実はこれはどの業界でも問題になり得る状況なのだ。