ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

青い世界

 昨日のイベントは4人のソロと4組のバンドが出演。やっぱり歌は難しい。そして「他人の振り見てわが振り直せ」は歌にも通用する格言なのかもしれないと再確認。そういう意味ではこのイベントは勉強になった。
 私の世代が若者だった頃の歌は今から考えるとやたらと短い。なんたってドーナツ盤だったからそれが45回転/秒でまわって収まる時間でないとならなかったという要因がとても大きかったのだろうけれど、それでも今から考えると圧倒的に短い。下手したら2分前後しかかからない曲すらある。カラオケで歌ったらなんだか損をしたかの如くに思うくらいである。
 しかしながら、今時の曲は、みんなやたらと長い。え〜、まだ唄ってんのか!?と思うくらいに長い。またそんなもんだからイントロも長い。私なんかにしてみたら2小節あれば充分だと思うくらい。それなのにワンノートで、オイオイ、一体いくついくんだというくらいいつまで経っても歌が始まらない。
 でも、それが今の流れなんだってんだからしょうがない。
 それにしても世の中には音楽の演奏に携わりたい、携わってきたという人たちはゴチャマンといる時代なんだからちょこっと揺さぶると様々な人が出てくる。だからちょっとぐらいやっているっていう程度で、自分の立場を誤解しちゃうのがアマチュアには数多くいて、そのあたりを見ているのも自分にとっては勉強にはなる。
 オリジナル・フォーク系の「Air 1970」が私に送るといって「青い世界」という曲を唄ってくれた。「そんな唄、聴いたこともないよ」といっていたのに、H沼君が唄いだしたら頭の中でこの歌の歌詞が次々に出てくるし、上をハモってもいる。あれっ!なんだ、なんだ、なんで歌えるんだ、とても懐かしいぞと不思議な気分だ。
 そんな疑問を抱えたまま今朝になってYoutubeで検索するとこの歌のジャケットが映っていて、その端っこにいて、The Shadowsのハンク・マービンみたいな眼鏡を掛けた男に見覚えがあるのだ。検索してみるとこの歌は「ノイズ・ハミング」というグループが歌っている。このグループ名には良く聞いた記憶が帰ってくる。
 あれ!そうか!とアナログ・レコードの中を探ると、出てきた。「ハーモニー・センター」という組織がかつて開いていた「心の歌と若者たち FROM HEART TO HEART」というコンサート出演者をピックアップして作ったもので、ここにノイズ・ハミングも出ていた。
 このコンサートでは観客であったこともあるし、その他大勢の出演者のひとりであったこともあるし、懐かしい想い出が一杯だ。あの当時は多くの先輩に巡り会ってたくさん教えて貰った。
「青い世界」ノイズ・ハミング → こちら