ほぼ足りてまだ欲 その先

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菅直人の裏切りを許さない

 今更ながらなんであるけれど、菅直人は今は民主党の代表で、「政権を交代した」日本の総理大臣である。

若者の雇用対策に全力=菅首相
 菅直人首相は18日夜、都内のホテルで南部靖之パソナグループ代表や沢田秀雄エイチ・アイ・エスH.I.S.)会長らと会食した。若年層の雇用問題が話題となり、首相は「若い人たちが夢をもてるよう、頑張りたい」と対策に全力で取り組む決意を強調。南部氏らは「若い人たちが頑張ってこそ、経済が良くなる」などと応じた。(時事ドットコム2010/08/19-00:16)

 これで、なんで政権交代後既に一年も経過しているにもかかわらず、民主党政権が労働者派遣法の本当の意味での改正案に手をつけないのか、氷解した。要するに菅直人は何をトチ狂ったのか知らないけれど、自民党政権となんの変わりもなく、日本の企業のためなら日本の若者を犠牲にすることも辞さないのだ、といいたいらしいことがわかったということだ。
 自民、公明、民主のこの三党は少なくともその方針にいるわけで、今でも民主党都連合政権を構築している国民新党も、そして、自民党の別働隊に過ぎない「みんなの党」も「たちあがれ」も結局は同じ話だ。
 こんな経済状況なんだからしょうがない、というのであれば、この国がこの先どうなってもしょうがない、といっているのと同じことであるわけで、かねて感じているように、この国は第2のアルゼンチンになっていくのを座して待つ以外にない。
 彼は南部靖之とあう前にあわなくてはならない人たちがもっともっとたくさんいて、南部靖之とあうのは会食の席でなくて良いはずだ。年越村で湯浅と彼はどんな話をしたというのだっただろうか。もうそんなことは忘れたとでもいうのか。長妻、山ノ井はどう思っているんだろう。突然の豹変と私には映るのだけれど、そうではないのだろうか。