国民一人一人に番号を付けて納税記録や社会保障情報を管理する共通番号制度「マイナンバー」について、政府の実務検討会は16日、関連法案の概要と導入スケジュールを決めた。健康保険証などの機能を１枚にまとめた「番号カード」は、共通番号導入と同じ平成27（2015）年1月の利用開始としている。個人情報を確認できるインターネットサイト「マイ・ポータル」は、巨額の導入費用の負担を懸念する民主党内の意見に配慮し、番号導入1年後の28（2016）年1月の利用開始とした。（msn産経ニュース2011.12.16 21:19）
今日の「ステップ2完了」宣言騒動の影に隠れてあまり注目されていないようだけれど、いよいよ国民総背番号制の肯定が明らかになってきた。非常に悩ましい。
ごまかし逃げ続ける輩を規制していくという点では大いにメリットがあって、税賦課という観点からいうとこれは究極の切り札である。しかし、いわゆるプライヴァシー情報の政府による統制という観点からいうとこれは多くの問題が出てくることが判る。
米国のsocial security numberとか韓国の番号制などが知られているけれど、わが国では必ず大きな問題となるだろう個人情報の一元化についてはどんな議論になるのだろうか。
