ほぼ足りてまだ欲 その先

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金が人を殺す

 アルカイダに代表されるようなイスラム過激派と云われる攻撃的な暴力集団はとにかく自分たちがやることはアッラーの意思に沿っているんだ、これは聖戦なんだと云っているんだろうけれど、実態がどこにあるのだろう。
 元はといえば同根だったユダヤ教からスピンアウトしたイスラム教だけれど、その前にユダヤ教からスピンアウトしたキリスト教とも、ほぼ対立した格好になっている。聖地争奪戦を延々とやっている。三すくみになっている。しかし、不思議なことにキリスト教の米国とユダヤ教イスラエルが組んでイスラム教と対峙しているようにも見える。となると、これは一体何の為の争いなんだろうか。
 どんなにだれを攻撃をするにしても、その行為を起こすには金がかかる。今度のシリアで使われた化学兵器と呼ばれる毒ガスの一種は一体誰がつくって、誰がそこに落としたんだろうか。だれかそれを使いたい奴に渡して「これなら絶対に目的を達成できるんだぜ」と誘惑している奴がいるはずだ。シリアでの戦争(内戦だと云おうが、暴動だと云おうがやっていることは戦争だ)で一体誰が儲かっているのかってことなんだろう。
 ロシアや中国が、オバマが「好き勝手にヤバイ兵器を使っているのはゆるさんぞ。このまま黙っていたら、シリアだけじゃなくて、イランだって何やるかわからんじゃないか」とトマホークをちらつかせる中、知らん顔をしているのははなはだ怪しい。あいつらがアルカイダに兵器を提供してるのだろうか。それとも政府軍に兵器を提供しているのだろうか。これじゃ、また東西冷戦の構図じゃないか。
 シリアの戦争が終わると、儲からない、という輩がいるってことだろう。アメリカだってトマホークを数十発飛ばしたらその補充が予算化されるんだろう。
 シリアがこんな状態だから隣のトルコのイスタンブールで7年後にオリンピックを開催するのはどうよ、といっている奴がいるが、今、太平洋に放射能で汚れた水をだだ漏れしてしまっている国でオリンピックをやろうという方がよっぽどどうかと思うよ。そんなことにかまけている場合じゃないよ。
 憲法で「戦争なんかしないんだ」と云っている国が出て行って、説得するのはとても意味がありそうだけれど、肝心の親方が「戦争やろう!やろう!」といっているんだからそうもいかないなぁ。あいつはとことん使えないなぁ。