日本では未だに平気で「メリー・クリスマス!」なんぞといっておりますが、多民族国家ではこんなことをいうと怒られちゃいます。なにしろユダヤ教からは他にもイスラム教なんてのも分派しておりますから、イエスの誕生だけをお祝いしたんじゃ、大問題になってしまうわけで、今や送られてくるカードも「Happy Holidays」でございます。決して「Merry Christmas!」とは書かれておりません。音楽のジャンルも「Holiday Music」とされてございますよ。
じゃ、日本ではなんで平気で「メリー・クリスマス!」といっていられるのかといったら、そりゃキリスト教徒は全人口の1%しかいないわけで、大半の人たちにとっては端っからイエスなんてどうでも良いからなんでございますね。なぁに、ハロウィンと一緒でございますからなんちゅうこともないわけでございますね。どんな宗教でも受け入れるという太っ腹な文化なんだ、という主張も良く聞きますが、アハハ!そんなこと考えてもいないわけです。
多くの仏教徒、神道イスト、イスラム教徒、あるいは新興宗教徒の皆さんは苦々しい思いなのかと思いきやとんでもございませぬ。全国民を揚げてイエスの誕生日をお祝いしているんですから、もはや日本はキリスト教国と認定しても良いのではないでしょうかね。
立教学院クリスマス・イブ礼拝2020