ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

 私は前から書いている様に、もう何十年も小説というものを読んでいない。作家が万年筆の先で(今はまさにパソコンのキーボードの指先で)ひょいひょいと筋を換えられてしまう、ということにどうしても違和感を覚えてしまう。
 それなのに映画は見る。映画を見るだけじゃなくて、思わず落涙してしまったりもする。私のいい方であればものの見事に作家の思惑にはまっている。だのに、小説は読まない。どういうことなのかといわれても仕方がない。しかし、ノンフィクションも書きようによってはフィクションになってしまう。
 そこが難しいところだ。

追記
 整理しきれずに山積みになっているノンフィクションをリタイアしてから片っ端から整理していくつもりだったのだけれど、リタイアしてからの方が集まってくる度合いがひどくなってしまったものだから、3.11からこっち、その整理の勢いすら鈍ってしまう。
 在米日本人に関する資料もこのままでは何の役にも立たずに放棄されてしまうことになる危険が高い。戦時捕虜に関する資料だってただ集まっているだけにすぎなくなりそうだ。足を踏まれた側に立ったものの見方を確立していかないと。