ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

都会へ

 地方都市の衰弱振りが酷い。目を覆いたくなるほどだ。多くのかつての商店街は徹底的にシャッター街になっていってしまった。昼間でも殆ど人が通らない。道を聞こうにも店も開いていなけりゃ、人も通らない。アーケードになっているところなんて、虚しく音が響いちゃって寂れ感が増すばかり。このままで行くと、地方都市は形骸化し、デトロイトや夕張ではないが、成り立たなくなる。
 それでなくても自公政権が後退に後退を重ねる社会保障制度なんぞはその担い手に不足して、成り立たない。限界集落どころか、限界地方都市となりはてる。まさにそのままの状態で姥捨て山となりはてる。

 そうなると・・。
 人口の半分を占める高齢者は平面移動ができないものだから、公共交通機関でそれが解決できる都市へ移動する。生まれ故郷が良いとか、一人でもここで死ぬといったところで、それは既に餓死を意味することになってしまう。高齢単独世帯が驚く状況ではなくなった都市においてはその需要に応えられる食品販売店と化したコンビニが機能する。食事の配達業を新聞屋がかねるようになった。牛乳配達も新聞屋の手で復活した。高層集合住宅はどんどんシェアハウス化が進む。つまりこれが本当の共同住宅だ。介護の手なんてもう成り立たないから、高給を提供して外国人にきて貰うことになったけれど、何かと小うるさい日本は嫌われてなかなか実現しなかった。それはアジアの各国を見下してきた自公連立政権のお釣りだった。どうも各国が見る目は「ざまぁ見ろ」という反応だった。自分でまいた種じゃないか、という眼だった。特に中国はリヴェンジ移民といわれていた。まぁ、なんだかんだいっても中国に占領されてしまったようなものだ。なにしろ街に出て行くと、新宿、渋谷、池袋を中心に既に何となく構成されていたチャイナタウンが今や一番の盛り場になってしまっているのだから。
 いつまで経っても高齢者が半分を占める社会に備えるシステム作りよりも、どうやって自分たちが金を儲けるかばかりに腐心してきた自公政権を選び続けてきた高齢者の自己責任というほかないが、それを見通して若者たちが豪州、カナダ、欧州に移民して出て行ってしまったことが大きい。
 この国を崩壊させてきたのは自公連立政権ではあるけれど、それを支持してきた高齢有権者の責任だからしょうがない。

 ということになりそうだ・・・。