ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

要するに

 東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示の解除予定地域で昨秋に個人線量計による被ばく量調査を行った研究機関が国に宛てた文書で、住民の帰還後に想定される被ばく量が従来の空間線量の推計値と比べ、一定の低い割合になることを実証する国の狙いが達成できなかったと報告していたことが分かった。この経緯が公表されないまま福島県では住民の帰還が始まっており、専門家は「住民には全て情報を伝えるべきだ」と批判している。【日野行介】(毎日新聞 2014年04月18日 07時04分)

 非常にわかりにくい記事で、なんでこんなにわかりにくく書いているのだろうか。
 つまり、避難指示解除予定地の被曝量がまだまだ高い可能性があって、人を既に帰してしまっているというとんでもないことが平気で行われていると言うことなのだ。
 一体誰が悪いのか、帰ることができることを前提に起こっている事態をそのままにしておこう、つまり国民を放り出してしまえという決断を原子力村が平気でやっていると言うことだ。「あ、間違えました!」といって許されることと許されないことがある。
 韓国のフェリー事故であの三等航海士が「ふざけて舵を切ったらあんなことになっちゃった、ごめん、ごめん!」で許されるわけがないのと同じくらい許されることではない。なんでこんなことが許されるのだろうか。
 所詮「除染」なんていう作業が効果があるんだと思っている、思わせていること自体が大嘘つきのコンコンチキなのだよ。溶けてなくなるわけではないのだから。
 NHKは関連ニュースで次のように後になって書き直している。

 政府は解除する用件として、20ミリシーベルトから100ミリシーベルトの間で最も厳しい値として、20ミリシーベルトを採用したとしています。

 ↓

 政府は避難指示を出す際の基準として20ミリシーベルトから100ミリシーベルトの間で最も厳しい値の20ミリシーベルトを採用していて、解除に当たってはこれを下回ることを要件としています。(4月18日 19時25分)

 これで何が変わったのか、解説して欲しい。