伊方町の三崎地域の住民およそ70人が参加し、ゲート型の機器を通って放射性物質が体や服に付着する「外部被ばく」をしていないか検査するスクリーニングを受けたあと、民間のフェリーと自衛隊の船の二隻に分かれて乗り込んでいました。愛媛県の中村知事も自衛隊の船での避難訓練に同行しています。(NHKニュース2015年11月9日 12時00分)
昨日と今日、再稼働を宣言した四国電力の伊方原子力発電所で、震度6強の地震の影響で伊方原発3号機の原子炉を冷やす機能が失われ周辺で放射線量が上昇したという想定で訓練がおこなわれていましてね、佐田岬に住んでいる住民約5,000人はそんな時に船で大分へ避難するという想定になっているというわけですよ。
まったく茶番でしかないのが見え見えなのは、震度6強の地震が起きた前提で、なんで、どうして船が無事に岸壁から人を乗せて走れるということになっているんでしょうねぇ。誰が考えたってわかるでしょ?岸壁がダメージを受ける可能性が高いということ、津波が起きたら船なんてどうなるのかわからないし、港の設備なんてイッポコペンだってのは3.11の津波を見たら誰でも思いつくでしょ?
しかも、このニュースで見ると訓練に参加しているのはたったの「70人」でございますよ!?この国の行政というのは一体全体なんのためにあるのか、といえば、金儲けのためにあるので、そのために市民がどんな犠牲を強いられても知らねぇよということかと思いますねぇ。