ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

オイルショック

 衆議院予算委員会立憲民主党の枝野の質問で様々な指数の変遷を説明するボードを見ていて、あのオイルショックの頃を思いだした。「オイルショック」は純粋な日本語で、英語では「energy crisis」といっていた。なんでそんなことを知っているのかといえば、当時私は造船所で働いていて、それまで破竹の勢いで次から次に2.5万載貨重量トンくらいの小さな外航貨物船を造り出していた。それがオイルショックで突然、ギリシアノルウェー、香港の船主が引き取りを先延ばしにし始めた。そうしないと、それでなくても急激に船荷が減少したのに、から船を抱えて往生することになるからだ。できあがった船が引き取りを延期されて、出ていかない。岸壁という岸壁に新造船がつながった状態で、挙げ句の果てに、港湾局の特別許可を取って、とうとう二重駐車じゃないけれど、本船の外側にもう一隻の船を繋げる始末だった。挙げ句に、縁のある他の造船所の岸壁に船を持っていったりした。それまでやったことがないことだらけの毎日だった。
 こんなこと、もう誰も思い出さない。