オバマがSonyがあのおふざけ北朝鮮からかい映画を降ろしたと聞いて、言論の自由を自ら放棄するのかと怒ったからなのかどうか知らないけれど、独立系の映画館で封を切ったそうだ。
ブロードウェイのヒットミュージカルに「A Book of Mormon」というのがある。ユタ州のSalt Lake Cityにおどろおどろしいほどの大きなテンプルを持つキリスト教系(と本人たちがいっている)カルト宗教のモルモン教をチャカしたミュージカルである。モルモンでは若者たちは一度は外国に布教に出なくてはならず、このミュージカルでは彼らはウガンダに行くことになって、ドタバタが始まる。
モルモン教徒もかなり揶揄されているけれど、ウガンダという国が怒りそうな内容でもある。それでも大ヒットで、これはロンドンでも上演されていた(今でもいるかもしれない)。
それに対して、今度の映画の騒ぎは大事(おおごと)だ。なんせ明らかに金正恩と覚しき登場人物を暗殺するっていうんだから、首領様とあがめ奉ることになっちゃっている北朝鮮としては黙っていられないって事だろう。これがイスラムを茶化した映画だったらとっくに制作側は2-3人殺されているかもしれない。さすがのお調子者のアメリカ人でも事態は深刻なことになるだろう。
北朝鮮はどうかといったら、どうなんだろうか。監督とか主演男優が狙われるんだろうか。成り行きは興味深いぞ。
日本では公開されないのだろうか。