代表選出選挙をやるといっている。海江田が降りたからだ。岡田か、細野だろう。それにしてもこれではどうひっくり返っても自民には勝てない。なぜか。前回政権を取った時に、霞ヶ関に勝てなかったからだ。自民と霞ヶ関は利害が一致している。彼らは国民の事なんて考えちゃいない。自分たちの懐が暖まれば良いし、自らがこれまでの投資に見合うだけのものが私腹になればそれで良い。しかし、民主党が政権を取って、それまでの自民党と同じような利害システムを踏襲したんでは、国民の支持を得られない。それは野田佳彦が明確に証明した。
日本国民は自民党と霞ヶ関が儲かっちゃうシステムを本当に止めさせたいと思っているんだろうか。思っちゃいないんだろうか。経団連がいうように自民党と霞ヶ関が働きさえすれば、ひとりひとりが豊かになると思っているんだろうか。すぐにみんなの懐に暖かいものが転がり込んでくるよと思っているんだろうか。
そんなのは大嘘で、そんな余裕があるんだったら彼らは自分の懐に入れるに決まっている。中国の高官の私腹の肥やし方をテレビで教えて貰って、すげぇなぁ！と驚いているけれど、実際、そんなのは中国や韓国、インドネシアなんてもんじゃなくて、日本だって負けず劣らずだ。
民主党がもし、このシステムを本当にぶちこわそうとするのであれば、用意周到、そのからくりを共産党に教えて貰って暴き立てなくちゃダメだろう。それをやる気がないのなら、いつまで経っても今みたいに中途半端で終わる。
町村の衆議院議長にも、その品のなさでぶったまげたけれど、何せその前が伊吹文明だから、茶番劇としては役者は踏襲されたというべきかも知れない。どうせ自民党は利権の世襲政党でしかないのだから、ここを支持していく以上、この国の国民はそういうのが大好きだというしかないか。
