原子力規制委員会という原発再稼働推進機関があるけれど、名前からして間違っている。なんも規制するつもりは彼らにはない。現状のルールに則って審査するといっているんだけれど、その現状のルールそのものが問題なのだからなにをか況んやである。
その委員メンバーを見てみると、
- 田中俊一委員長:元々根っからの原研育ち。中立なポジションであるわけもない。
- 更田豊志:同じく原研育ち。
- 田中知:ずっと東大。元原子力学会長。
- 中村佳代子:放医研から慶応大放射線科「管理することができない、あるいは、信頼することができない科学や技術は使用してはならない」
- 石渡明:金沢大理学部、元日本地質学会会長。
このメンバーだと、なんでも3対2で再稼働に結論が出ることになるだろう事は火を見るよりも明らかではないのか。
そもそも原子力発電システムがまともでないという現状を真摯に受け止めることなく審査するなんざ、臍お茶である。