菅義偉官房長官は３日の記者会見で、翁長雄志（おながたけし）沖縄県知事が米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設阻止が「民意」だと訴えていることに反論した。菅氏は「（知事選などの）選挙結果は基地賛成、反対の結果ではないと思う。振興策、世代など色々なことが総合されて結果が出る」と語った。（朝日新聞デジタル2015年4月4日00時21分）
これでは選挙の結果がどんなことになろうと、それは意味を持たないのだとまでいうことができてしまう。菅君はこれまでも、とんでもない反応を平気でしてきたけれど、これはトコトン問題な発言で、選挙というシステムそのものを否定している。この伝法で行くといくら多数の議員が自民党から誕生したとしても、それは民意を表したものではなくて、これを持ってして、政権与党という認識を持つこともおかしい、という結論を導き出すことすらできてしまう。
ここまで来たら、菅君は民主主義の敵だということだ。
