ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ルクセンブルグ

 ここのところ、NHK関口宏の息子の関口知宏が出てくる欧州鉄道旅行をやっている。昨日がベルギーの巻だった。その前はドイツだったかな?
 あんな狭いベルギーを10日程もかけて鉄道で動くのである。電車で隣り合った人たちに話しかけたりする。彼の英語はとってもへたくそで単語を並べるだけだけれど、実は後ろに通訳がついていて街の人たちと交流する。その大半は仕込み(事前に設定されている)で、普通の人が旅したら体験できないディープなことばかりが起きるように見える。ま、この類いの番組はほとんどそうだ。
 ベルギーを鉄道で回ったら、当然隣のルクセンブルグに入り込むことになる。このあたりは昔からの勢力の関係で言語が入り乱れている。
 ルクセンブルグの高齢夫婦によれば、首都では生粋のルクセンブルグ人は35%しかいないといっている。つまりのこりの65%はどこかからかやってきた人たちだ。なんせリッチな小国だから周りから仕事を求めて人が入ってくる。
 ベルギーだって国民の過半数が他国生まれ、もしくはその子孫だというのだ。
 こんどのシリア難民の問題を語るまでもなく、欧州のこの辺の国はみんな面積からいっても大した大きさではないのだから、人が移動するのは当然のことで、EUといっても独、仏、西あたり以外は小さいのだから、当たり前。
 ルクセンブルグの例でいえば規模の小さな東京のようなものではないのか。つまり東京だって、純粋の東京人なんてもうほんの少しだろう。みんな東京以外からやってきた人たちの子孫だろう。うちなんて親が山梨と岡山だ。それでもいわゆる下町には結構いるなぁ。