いまNHKのテレビニュースを見ると必ずJRのケーブルや架線ガイドなんかに火を付けたあとがあると「こりゃ大変だ」報道がある。あっちでもこっちでもペットボトルを針金でつるしたあとがあって燃えた形跡が認められるといっている。昨日の一件なんぞは柱を引っ張るワイアーのプロテクトのプラスティックがわずかに変形している写真だった。あんな程度に変形しているなんてそこら中に見るぞ。山手線のケーブルが燃えたのはテレビで見た瞬間にあぁこりゃ放火だわ！とわかるものだった。
ペットボトルに何を詰めてぶら下げて燃えるのか、理屈がわからないけれど、これは多分仕掛けを公開しちゃったらまたぞろマネをする奴が出てくるからだろう。
しかし、こんな程度の被害をいちいち列挙して「大変だ！」と報じるのは如何なものだろうか。向こうの思惑に嵌まっちゃっているじゃないか。「ウヒヒヒ、騒いでいる、騒いでいる！」と喜んでいるだろう。取り上げない方が良いんじゃないのか。捉まってからの報道で良いんじゃないのか。それとも視聴者の監視の目を期待しているのか。お得意の監視カメラを徹底して設置してみたらどうだ。
監視カメラのおかげで犯罪が未然に防げていると思っているけれど、「戦争法案」が通ったら、今度は国民の日常生活の監視に転用されるに決まっている。恐ろしや。
