ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

生産性

 先進七カ国の中で最も生産性が低いのが日本だったという記事があって、日本生産性本部の会長が残念だとコメントしていた。
 40-50年前の話だったら、う〜ん、多分そうだろうなと云う気がしないでもない。つうか、私が社会に出た頃の日本の高度経済成長期終焉期にあっては、まさにそのものだったような気がする。なんせ、用もないのに会社の中でゴロゴロしていてもなんつうこともなかった。ベテラン社員は遊びに来ているんだとしか思えなかった。課長は朝から新聞読みながらお茶を啜っていた。それが当たり前だった。なにしろなにもかもゆっくりしたペースでものごとが動いていた。
 それがこんなにあれよあれよと情報ががんがん飛び交うこの社会でもまだ日本の生産性が低いというのは一体全体どうしたことなのだろう。20年前にはまったく思いもよらなかったツールが次から次にできてきているにも関わらず、生産性が上がらないというのはなんだろうか。
 巧く使えていないのだろうか?イヤそんなことはないだろう。何しろ今現役の人たちは私たちが現役だった頃に比べたらずっと近代兵器を使いこなすことができるはずだもの。
 全然理解しにくいことだというしかない。
 で、こちらを読んだら、要するに失業率の低い日本では労働の標準偏差に当てはめたら労働者の数が多くなる分、しかも高齢化社会であるが為、そういう結果が出るのだという解説だった。これが本当だったとしたら、こんな議論そのものが不毛じゃないか。