ちょっとひっくり返したらでてくる、たった5年前。あの日、京都で到着したばかりのホテルでぼぉ〜ッと一言もなく、テレビの生中継を、あれよあれよと見ていた。直後にかけた自宅にいた娘には電話は繋がったが、すぐに繋がらなくなった。繋がった電話の中で娘が「猫があんたの本棚の下敷きになったかもしれん!」と怒鳴った。地震が悪いんじゃなくて、俺が悪いのか?しかし、猫は無事に風呂場に逃げておった。
本棚が崩れたくらいで終わって良かった。あれから津波の動画を見るのは辛くて避けて歩いていた。
昨日の「あれから5年写真展」ではその場で涙が出た。自分がその立場だったらと思ったら一気に悲しくて辛い気持ちになった。
まだ5年だが、もう5年だ。