ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

昨日の散歩

 ちょっとここのところ間があいているですな。
 午後から友達から声をおかけいただいて目黒へ。山手線で目黒について気がついたんだけれど、目黒通りの向こう側が思いっきり新しいビルになっていてアトレ2なんて書いてある。あそこは昔なんだったけ?検索すると2014年の9月に火事があったみたいなことがわかる。
 昔良く目黒ボウリングに遊びに来ていた頃は権之助坂をくだっていたものだったけれど、今日はその一本東側の行人坂をくだっていった。こっちの方が数段斜度が高い様な気がするのは道が狭いからなんだろうか?こっちに来るとホリプロだとか大黒天だとか、雅叙園だとか見慣れない建物があるが、狭い分落ち着く。
 目黒川までやってくると、先週あたりはさぞかし綺麗だっただろう桜が並んでいる。昔はこんなことはなかったと思うなぁ。
 目黒区は今まさに区長選挙運動期間中だと見えて、三期12年間も区長をやってきたという自公民社推薦候補がぞろぞろ人を連れて歩いている。「安定した区政」なんていっているけれど、これ以上やったら癒着が出ちゃってろくなことは起きない。これはどんな人がやっても同じで、賢い区民は考えるべきなんだけれど、なにしろ対立候補共産党しかでていない。
 目黒ボウリングの跡地はヤマハになっていて、当初は家具売り場だった様な気がする。今は財団法人ヤマハ音楽振興会の拠点になっている。今流行の大人の「楽しく唄おう」を進めていこうとしているらしくて、その会の一環でザ・ピーナッツの「恋のバカンス」をハモる。ここの企画の面白いのは、振りをつけてみんなで唄おうって奴なんだけれど、女性には受けそうだけれど、爺さんにはどうかなぁという気がする。素面で踊れない。選曲はいかにも女性に受けそうな曲が並んでいるんだけれど、どうもこういう企画に使うにはなかなか著作権の権利関係が面倒くさそうだ。どれでも良いというわけにはいかない。たとえばNHKのスタジオ102で唄っていた唄なんて多分使わして貰えないだろう。
 帰りは権之助坂をよたよたと上がる。途中に昔からあったと思われる古本屋がある。弘南堂書店と書いてある。この店名で検索したら都内の古本屋を巡っている人のブログがヒットした。いろいろなことをしている人がいるんだなぁと本当に感心した。何だか研究テーマを探っているうちにあれもこれも誰かしらが書いていてがっくりしたことを想い出す。
 三叉路が見慣れないなぁと思っていたらそこにまた現職の区長候補一行が並んで演説している。「ここも歩道橋を撤去して明るくなりました!」なんていっているところを見ると、ここにあった歩道橋がなくなったので見慣れない景色なんだろう。
 駅ビルだったアトレ1に上がって本屋に行く。有隣堂だった。有隣堂という書店は元はといったら横浜の伊勢佐木町にあった本屋で、当時は本だけ出なくて画材まで売っていたような記憶があるのだけれど、あれは違う店だっただろうか。なにしろ小学校に入るか入らないかの頃の記憶だからすでに60年は経っているわけで、どんどん薄れていく。
 アトレ2の蕎麦屋に入って早めの夕食にした。同じ蕎麦を食べるんでも、「面白くねぇなぁ」という顔をしたウェイトレスの人が持ってくると旨そうに見えない。真っ直ぐ均等に切れているのを見ると手打ちではなさそう。何だか食感がただの蕎麦のようではなさそう。何か入っているんだろうか。汁は関東風で辛い。天麩羅はごま油じゃないから、私にとってはいまいち濃くが感じられない。
 友人と合流して生まれて初めて東京フォーラムに入った。Aホールという一番大きなホールらしい。席は二階の前から3列目の左端だった。二階がものすごく大きい。あれだけで千以上はいるんじゃないだろうか。と思って検索したら全体で5012席、二階だけでなんと1987席もある。New Yorkのradio city music hallが5933席。
 元The Beach BoysBrian Wilsonのステージ。バックは老若取りそろえているわけだけれど、全員が手練れものだから、ビーチ・ボーイズをしっかりと再現。もはや音程だってしっかりしていないBrianはもうその存在だけで良いわけで、彼は第一部の終わりにブロンディ・チャプリンが出てきて何曲か唄ううちに気がついたらもう袖に下がっていた。そういえば始まる時もいきなりどどっと出てきたらあっという間に演奏が始まったりしていた。終演後ホールをあとにすると後ろから来ている若者が「ビーチ・ボーイズって良いっすねぇ!」といっている。