ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

有隣新書

 有隣堂という書店はほとんど神奈川県にあるんだろうと思っていたけれど、思いだしてみれば恵比寿にもあるし、結構東京にもある。本店は伊勢佐木町にあるのがそうだろうけれど、大きさからいったら横浜駅前にある方が大きいかも知れない。高校生の頃はそれでも横浜駅ビルにあった栄松堂ばかり行っていた。かけて貰うカバーがきっちりしていたからかも知れないが、「話の特集」なんて雑誌もあそこで買っていた。
 有隣堂は地元、つまり神奈川、横浜に関する出版物を出していて、有隣新書というのがある。今は伊勢佐木町の本店に行ってもたいした数は残っていないけれど、こちらの方の記録を見ていると、80冊も出ている。うちには4冊しかないけれど、なぜかそのうちの一冊は同じものが二冊並んでいる。

米軍基地と神奈川 (有隣新書69)

米軍基地と神奈川 (有隣新書69)

 それがこの本で、横浜は戦後しばらくは米軍基地がそこら中にあったから、どうしても昔のことを想い出すと、この辺の記録が読みたくなる。子どもの頃は近所にかまぼこ兵舎が普通にあったし、米軍兵士も制服で歩いていた。広場で野球をやっていたら、そこへふたりの兵隊がやってきて、打たせろといい、怖いから打たせたらバッカァ〜ンとホームランを打ってボールがどこかへ飛んでいった。ボール代だといって百円くれた。実際に彼が打ったのは一個40円のM玉だった。
 今でもずっと占領されたままの瑞穂埠頭はアルバイトで入ったことがある。
 とまぁ、この辺まではここにもかつて書いたことがある。