- 作者: 本の雑誌編集部
- 出版社/メーカー: 本の雑誌社
- 発売日: 2016/09/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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まず本屋にいって、週刊金曜日と400号を迎えた「本の雑誌」を手に入れたくなった。実は昔は椎名誠や目黒考二の罠にはまっていて、彼らの書くものの呪縛にとらわれていたことがあったのだけれど、日本を離れると同時にその呪縛から解き放たれた。しかし、400号ともなるとさすがに「フ〜ン」という気持ちがあって手にしたくなったのだ。で、銀座の教文館に、いつもだったら足が向くわけだけれど、駅へ向かういつもの道を歩いているうちに、そうだ、地元の蕎麦屋ってどうよ、という気分になって角を曲がった。
ところが早すぎて、店の前を通ったら、夫婦が誰かと店頭で喋っていて、入れなかった。しょうがないなぁと歩いているうちに浅草に出てしまい、雷門のうざったいところを歩いて、気がついたら松屋に来ていた。
じゃ、とりあえず今では「エキミセ」なんぞといっている、戦後焼け残っていたあの建物に上がってくまざわ書店にいった。そうしたら、両方とも置いてあって、簡単に手に入っちまった。もっとも週刊金曜日はたった一部置いてあっただけだ。なんと週刊金曜日の表紙まで「ゴジラ」だ。お前までかよ!
本の雑誌は実にそれらしい中身で、かつて溺れた日々を思い出すのだけれど、間ガッツリ開いている私としては楽屋落ちがようわからん。
仲見世も、浅草寺まではものすごい人混みで、とても平日の真っ昼間とは思えないが、西参道に来ると、まったく人がいない。月の表側と裏側くらい違う。
どこかで何か旨いものでも食べようかなぁと思っていたのに、結局うちで食べた方が安心できるし、安いし、ッてんでまたうちに帰ってから半田麺を茹で、まるで冷やし中華のようにサラダうどんにして食べた。旨い。