ほぼ足りてまだ欲 その先

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久しぶりに

本の雑誌400号

本の雑誌400号

 実は今週が開けてから初めて家から出た。悩みが一つ解決したからでもある。そして来年の予定を一つ確立したからである。もっともそれまで健康で動ける身体だったらという条件である。つまり、病気になったら断念する。この歳になったら、一寸先も闇だ。ころっと死んじゃうかもしれない。だから、今のうちに懸案になっていることには手を出しておかなくてはと焦りだした。
 まず本屋にいって、週刊金曜日と400号を迎えた「本の雑誌」を手に入れたくなった。実は昔は椎名誠目黒考二の罠にはまっていて、彼らの書くものの呪縛にとらわれていたことがあったのだけれど、日本を離れると同時にその呪縛から解き放たれた。しかし、400号ともなるとさすがに「フ〜ン」という気持ちがあって手にしたくなったのだ。で、銀座の教文館に、いつもだったら足が向くわけだけれど、駅へ向かういつもの道を歩いているうちに、そうだ、地元の蕎麦屋ってどうよ、という気分になって角を曲がった。
 ところが早すぎて、店の前を通ったら、夫婦が誰かと店頭で喋っていて、入れなかった。しょうがないなぁと歩いているうちに浅草に出てしまい、雷門のうざったいところを歩いて、気がついたら松屋に来ていた。
 じゃ、とりあえず今では「エキミセ」なんぞといっている、戦後焼け残っていたあの建物に上がってくまざわ書店にいった。そうしたら、両方とも置いてあって、簡単に手に入っちまった。もっとも週刊金曜日はたった一部置いてあっただけだ。なんと週刊金曜日の表紙まで「ゴジラ」だ。お前までかよ!
 本の雑誌は実にそれらしい中身で、かつて溺れた日々を思い出すのだけれど、間ガッツリ開いている私としては楽屋落ちがようわからん。
 仲見世も、浅草寺まではものすごい人混みで、とても平日の真っ昼間とは思えないが、西参道に来ると、まったく人がいない。月の表側と裏側くらい違う。
 どこかで何か旨いものでも食べようかなぁと思っていたのに、結局うちで食べた方が安心できるし、安いし、ッてんでまたうちに帰ってから半田麺を茹で、まるで冷やし中華のようにサラダうどんにして食べた。旨い。