ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

病院

 外来にいった。医者はその後は良いですね、と言った。で、懸案の方なんだけれど、ということで採血にいった。これがまた長蛇の列。そのほとんどは私と同じくらいか、それ以上の年齢の方々ばかりで、皆さんほとんど一人で来ているので、シ〜ンと静か。目を上げない限り、待合の席が満席とは思えないくらい。お婆さんにお爺さんが付いて面倒を見ているというのはほとんどいないけれど、お爺さんが患者で、お婆さんが付いてきたという人はたくさんいる。多くの場合、お爺さんが歳が上だからよぼよぼしていて、お婆さんが付き添っているんだろうけれど、爺さんの方が歳をとると一人でできなくなっちゃうのかなぁ。
 医者が明後日でも結果はわかるから来る?といわれたのだけれど、またすぐちょっと病院に泊まって検査しようということになると面倒くさいから、来週来るといったという弱虫加減。
 久しぶりに街へ出たものだから、本屋にいって、みたかった雑誌をすべて手に入れる。
 私にとってまず行く本屋というのは銀座の教文館で、新刊本、雑誌では手に入らないものはまずない。問題は文庫、新書、単行本の既刊本で、これは教文館ではどうしようもないから、渋々八重洲のブックセンターか、新宿へ出たときに、Book Firstでこれらを探すことになる。日本橋界隈で昼飯を食おうとしているときには丸善に入ることもあるけれど、あそこは立ち読みの人が多くて一階はパス。なぜか丸善には旅行関連本は限りがある。旅行関連本は八重洲ブックセンターなんだけれど、上にあるので、いちいちエレベーターを乗り換えて、じっくりそれが降りてくるのを待たなくてはならない。
 そういえば新宿の紀伊国屋に、ほとんど足を向けなくなってしまった。あそこへ行くには歩くことになるので、ウォーキング代わりに丁度良いンだけれどなぁ。

 銀座の教文館は雑誌のバックナンバーを持っている。ついでに文藝春秋の9月号がないかなぁと思ったら、2冊置いてあったので入手。この号は芥川賞の受賞作全文掲載なので分厚く、表紙はそれが大書してあってわからなかったのだけれど、「天皇生前退位の衝撃」特集で、半藤一利保阪正康の対談が掲載されているというので、探していた。
 あとから聞いたら、この手の雑誌はブックオフで100円で出ているそうで、こりゃ大層損をした。 そういえば永六輔が亡くなってから、総括本が出ないなぁと思っていたら、ユリイカが出していた。たっぷり永六輔がつまっていてこれはなかなか楽しみだ。かなり長いこと楽しめそうだ。
 永六輔の娘が書いたもののあとにあるピーコを読み終わると、不覚にも涙してしまいそうになった。これはなかなかな本になっている。
 果たしてこの本は永久保存版だといって良いだろう。ただし、高田文夫が覚えているといっていたラジオ関東の「昨日の続き」の決め台詞はほんのちょっと違っている。

 今日の話は昨日の続き、今日の続きはまた明日。提供は参天製薬、出演は・・・

 と続くのである。多分各方面から、こうした突っ込みが続いているに違いない。

世界 2016年 11 月号 [雑誌]

世界 2016年 11 月号 [雑誌]

 政府批判をしっかりできている数少ない雑誌のひとつとして頑張って欲しいと願っている。
 東京のグランドデザインを考える、として先の都知事選に立候補した増田寛也宇都宮健児が対談をしている。
週刊金曜日 2016年 10/7 号 [雑誌]

週刊金曜日 2016年 10/7 号 [雑誌]

 こういうオピニオン誌が継続できる世の中であって欲しい。
クリネタ No.35
 季刊誌。面白い本ではあるけれど、楽屋落ちにすぎる。片山さつきをにインタビューするところからも、その姿勢はわかりやすい。業界が業界だからかなぁ。 「暮しの手帖」の丁度反対なのかもしれないけれど、さすが新潮社らしく、これまでの姿勢と比べるとノー天気路線に走り始めたのかもしれない。前号から大きく舵を切った編集方針がますます露呈しつつあるのかもしれない。「この世は天国」雑誌に埋没するのかなぁ。糸井重里を取り上げるようになった、そんな雑誌だといったらわかりやすいかなぁ。彼のツイッターを見たらわかるけれどね。
 郵便局にいって、京都の編集グループSURE鶴見俊輔の本を注文する。
 みずほの宝くじ売り場にいって、換金したら6千円になったので、オータムジャンボに賭ける。これでまた半年ほど、その結果を見ないで、「あたったらあそこへいって、あれを買って」という妄想を楽しむことにする。残り少ない人生をこんなことに費やしている。