「一日を棒に振る」という言葉がございますが、これっていったいどこから来た言葉なんですかね？一日棒を振っていた、ならまだしも、棒「に」振るってんです。何のことかさっぱりわからないのですが、一日を無為に過ごす、という意味に使っておりますなぁ。
こんなことをいったら、一般的な表現を借りるなら私は常に無為に過ごしておりますから、「一日」どころの騒ぎじゃないわけで、「毎日を棒に振る」といわなくてはならないのです。
昨日は夕方から一ヶ月ぶりの練習で、今度はまた元へ戻ってGSをやろうということで、みんなと歩調が合わないキーボードを切って、新たに「GSだったらやりたい」とかねていっていたサイドギターを迎えました。そのサイドギターが持ってきたのがなんとモズライト。仲間の中でモズライトを弾くのを見たのは初めてかもしれません。ベンチャーズ系の人たちのほとんどはモズライトを弾きますが、ずっと昔に一緒にやったことのあるベンチャーズ好きはノーキー・エドワーズではなくて三代目のリードギターのジェリー・マッギィーのファンでテレキャスだったか、フェンダーだったのですが、ある日突然レス・ポールのゴールド・トップなんぞを持ってきて、ギュイギュイいわせながら走っていました。
やっぱり面白いもので、メンバーが替わるとレパートリーにも変化が出てきます。三原綱木ばりに弾こうとしてくれますし、加橋かつみの間奏をやってくれます。もう少し、コーラスを磨きたいのですが、まだそれには早すぎるかもしれませんね。
で、そのあと、二ヶ月ぶりくらいにお酒を呑んだら止まらなくなってしまい、深酒の挙げ句うちに帰ってきてから12時間も寝てしまいました。
これを「一日を棒に振る」といいます。
追記
ことわざ故事辞典を引くとこの「棒」は棒手振の「棒」のことのようで、一日棒を振って歩いて商売しても大したことがない、から来てもいるらしいですよ。律儀な商人は報われないなぁ。
