これからどんどん無事な人たち、つまり、働き手で、元気で、出ていくものも大きいけれど、入ってくるものも大きい人たちが少なくなっていく。人口が少なくなってきているからそれは当然なんだけれど、政治の失敗でもって、入ってくるものが少なくなってきているから、出ていくものも当然少なくなる。すると世の中回らなくなるわけで、市場はどんどん縮小する。
そうなると、保険なんていうものは母数が大きくないと成り立たない業種で、主催する側はどんどんメリットが減ってくる。当然保険会社は保険料を上げるしかない。これから先は生命保険だって、旅行保険だって、どんどん値上げするしかないということになるだろう。つまり利用できるのは金持ちだけ、ということになるが、ある点に来るともうそれも成り立たなくなって消滅する。
それと同じように、利用者の大きな数で成り立っているものがどんどん不採算になっていく。交通機関もそのうちに入ってくるだろう。今頃史上最高の利益といっている自動車業界だって、当然減っていくわけだ。
しかし、この辺を当然の如く見据えて政治を行ってくれていると思っていた私がバカだったのだなということを認識するしかない。実は彼らはそんなことはやる気がなかった。困ることが起きる前にどうせ自分は死んでしまうわけだからだろうか。
