ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

叫ぶ

f:id:nsw2072:20200429122643j:plain:w360:left 医者然としていない建物で、60歳近くの男の医者とその妻とおぼしき看護婦の医院が腕が良いんだと、つれあいが行く。その場の処置をして貰ったら、綺麗さっぱり治ったんだけれど、その治療費のレシートが打ち出されてくると、何メートルにもなり、その最後の金額を見たら、140万円を超えている。いや、こりゃひどい話で、騙されているんだと気がついたときに、つれあいが、それだったら、実はここも具合が悪くて、とまじに話し始めた。私は騙されているんだから、帰ろうと合図をするんだけれど、目の色が、まるで新興宗教に染まってしまっている人のそれだった。自分だけでも逃げるしかないと、外へ飛び出すと、もう外は夜だった。ガラス引き戸の玄関から転げる様に飛び出し、走るんだけれど、裏口から、その悪徳医者が大きな身体で、扉をぶっ壊して追いかけてくる!助けてぇ〜と叫ぶんだけれど、口が巧く動かない上に、声も喉に痰が絡んで大きく出ない!助けてくれぇ〜!
 「どうしたの!おやじさん!どうしたの!」という娘の声で目が覚めた。本当にろれつが回っていなくて、こりゃ脳梗塞で倒れて助けを呼んでいるのかと思ったという。もうそう疑われてもおかしくない、年齢だしなぁ。