ほぼ足りてまだ欲 その先

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都知事選

 ま、とりあえず、女帝・小池百合子がその女帝ぶりをこれからも遺憾なく発揮していくことが分かってしまって、この国に心底絶望している。何が絶望といって、こんなに何にもやってこなかった、やろうともしてこなかった小池百合子を都民の32.98%もの人が支持した(00:41現在 朝日新聞)というのは驚くべきことであって、これは東京に暮らしてきた人たちの3人に一人が「で、何か?」となんの不思議も感じていないってことが露呈した。何よりも驚いたのはテレビのニュースで、(今度の選挙を真剣に取り上げてこなかったテレビだからこそだけれど)若い女性が出てきて、「コロナでもよくいろいろやってくれているし」といったことだった。彼女は効果のあることは何にもしてこなかったぞ。永寿病院の時も、どんどん関係者を検査して隔離するという、和歌山県のような方針を取っていたら、あんなにたくさんの人たちが死ぬ必要はなかったことをテレビは報じてこなかった。

 普通だったらば、多く情報をどんどん公にしていくことで、都民に安心をもたらすのだけれど、彼女の場合は、安倍晋三と全く同様に、できるだけ情報をおおやけにしないことで、隠し続けてきた。いまだに、なぜPCR検査を広げようとはしていない。それどころか、病院を減らそうとすらしている。こうした事実をテレビを中心としたマスコミはほとんど伝えていない。伝えている番組があったとしても、そのわずかな番組は、多くの馬鹿騒ぎな番組に蹴散らかされている。

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 たった55%の人間しか投票に行かない東京都民がバカだ、という断定は私の常道だけれど(そしてそれはほとんど真実だけれど)、完全に体勢におもねることによって自己保身をすることに血道を上げているマスコミには大きな責任がある。昭和10年代が戦争への煽りで新聞が自己保身を図ったように、今の新聞・テレビはほとんどが牛耳られている電通の思いのままになっていることを私たちは悟らなきゃならない。でもね、こんなことを言うと、必ず「そんなわきゃないよ。そんなことやろうとしたってマスコミ各社、政治家一人ひとりをそんな簡単には動かせないし」と言う人がいるんだけれど、そういう人はずーっと騙されて人生を終えていきなさい、といってあげよう。

 今回驚くことはあのレイシスト桜井誠が16.5万票も取っていることだ(00:41現在 朝日新聞)。新宿の紀伊國屋が力を入れている嫌韓嫌中キャンペーンが功を奏し、総理大臣安倍晋三が喜んでインタビューに応じる、読売、産経の広報紙、月刊hanadaのような偏見に満ちた雑誌が大手を振って存在する風潮は看過し得ない。グローバリズムだ、なんぞと実際思ってもいないことをいって世の中を騙しているけれど、その実、日本会議で偏見欲望を満たしている連中を持ち上げていくのであれば、この国はどんどん、衰退するだろう。
 どうしたら、この国をまともにしていくのかというよりも、どうしたら自分が優位に立つことができるのか、という価値観で国を考える風潮は、国家を過つ。

結果
投票率:55.00% (当区57.12%)
小池百合子:3,661,371
宇都宮けんじ:844,151
山本太郎:657,277

桜井誠:178,784