今朝のテレビ朝日を見るともなしに見ていたら、稲城の公園の遊具にウレタン系の接着剤をぶちまけられていたという事件だった。こんなに長い尺を使って報じることでもなかろうにと、チャンネルを換えた。また戻ってきたらまだやっていて、週末に若者がその公園で騒いでいた、夜中に中年の男がウロウロしていた、男が公園で子どもたちに暴言を吐いていた、という声を取り上げた。うむうむ、子どもが嫌がらせにやるような行為だけれど、接着剤を買ってこないとできない。もしくはどこかの業者の倉庫から盗んでこないとできない。子どもに暴言を吐いた、というのはどんな暴言だろうか。「くそったれ、どこかへ行け！」は暴言だろうか、そうでないだろうか（なんといったのか、知らないけれど）。夜中にウロウロしている男は、ただそれだけで怪しいのだろうか。夜中に行くところがない人がすぐに思いつくのは公園だろうになぁ。バス停に座っていても怪しくて、公園にいても怪しくて、監視カメラを設置することは「致し方のないこと」なんだろうか。誰にも知られずに存在するために一番良い方法はどこかのアパートに引きこもることかも知れないが、それすらできない人にはもう行くところがない。
