珍しくつれあいがUNIQLOのチラシを私の席に置いておくから、なんだろうと思ってみたら、空山基のイラストレーションが描かれたTシャツを売っているというのだ。空山基の名前は普通の人は多分知らない。絵を見ればわかるのかも知れないけれど、あんまり普通の人に受ける類いじゃない。何年か前、今はテナントが出ちゃってガラガラだといわれているGINZA SIXに入っているブランド店の外装に彼のイラストが使われて、私たちは見に行った記憶がある。年に一二度みんなで落語に行くのが習慣になっていたんだけれど、それもこの騒ぎで2019年の年末で途切れている。
で、さっそくそのTシャツを買おうと思ったんだけれど、人がたくさん良そうな店舗に出ていくのはイヤだなぁと、通販のサイトを見た。こういう時にいつも障害になるのがサイズだよね。靴なんかも通販で買いたいけれど、サイズが合わないと面倒だから、やめてしまう。だからもう2年買い換えていない。で、普通のサイトだと、サイズは？と思うと大体、着丈 肩巾 胸囲 胴囲 袖丈 裄丈 裾回りなんて項目のサイズがかいてあるのが普通ですね。ここまで書いてあるのは外に着るシャツの類いですが。でも、それでどれが私のサイズかわからない。わかっても多分、胴回りがゆったりしているかどうかわからない。だから決められない。
ところがUNIQLOのサイズの判断は一歩踏み込んでいて、身長・体重をまず聞いてきます。そこから、胸回りとか、胴回りがすっきりなのか、ややたっぷりなのか、たっぷりなのか、なんてことを聞いてきて、ぴったり着たいのか、ゆったり着たいのか、なんて聞いてくるんですよ。やや、これはかなりご丁寧じゃないか、と思って前のめりになってきます。で、結論なんですが、結局、XS-S-M-L-XLていうサイズに帰着するわけで、別になんちゅうこともないわけですが、ま、この時期通販サイトが脚光を浴びるのに、キャッチーじゃないですかねぇ。結論が同じだってのがつまらないけれど。
