ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

満月

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 ほぼ4ヶ月ほどかけてビルの大規模修繕を行ってきました。その間、足場がかかっていたので、不用心だということで、その点については触れず、特定の仲間のLINEだけでそれを告知していたのに、その中の一人がわざわざFacebookでそれに触れて、ドキドキしていました。
 その間、ずっと黒いネットがかけられていましたから、満月が来ても写真にすることもできず、眺めることもできませんでした。
 今回の大規模修繕は外壁と共用区分である外廊下の床張りの張り替え、ペンキ塗装が大規模に行われたので、仕上がってみると、かなり気持ちよくなります。足場の設置や解体、ペンキの養生下ごしらえの作業を担当していたのは、スリランカ人のクルーで、声をかけると挨拶も返してくれました。
 多くの集合住宅では、大規模修繕は委託管理会社のすすめでほぼ十年おきに実施しているのではないかと思いますが〔以前に住んでいた集合住宅ではそうしていました)、ここでは、若い人たちがとてもしっかりした「修繕委員会」を組織していて、なにも十年で必ずやらなくてはいけないという法があるわけではないので、地道に自分たちで見て回り、屋上の防水工事だけはやりましたが、可能な限り我慢していこうという方針にしていました。以前、ここにも書いていますが、多くの集合住宅は分譲された時点で、作られている長期修繕計画のほとんどは、修繕積立金を安く設定するために作られた、安易なものになっています。本当はそんな積立金ではなかなか賄えないのです。暮らし始めた当初の総会で、この辺のことを発言してみると、若い人たちの中に賛同してくれる人たちが数人おられました。彼等は隣の集合住宅から引っ越してきた人たちで、隣の管理組合がその辺をわかってくれないので、越してきたというのです。なかなか長期修繕計画の再策定に取りかからない最初の管理会社を切って管理会社を変え、次の大手建設会社の系列と一緒になって、大まかな修繕計画を作り直し、その時に、積立金を値上げすると同時に、大規模修繕のできるだけ音廻しの大方針を決めました。若い人たちはパソコンのソフトを駆使してあれよあれよというシミュレーションを作り上げました。
 順繰りでまわってきた理事会を二年やって、彼等と意見の合わない部分もあったりし、修繕委員会からは足を洗いましたが、修繕委員会はこの5年でしっかりと詰めてきてくれました。多分、こんなに若手が活躍する管理組合で、ラッキーだったと云って良いでしょう。