ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

集合住宅

 今の日本の法律では、分譲型集合住宅に入居するということが、即管理組合員となることを意味している。それをきちんと啓蒙するということを国や自治体はやっていない。分譲型を購入すると、自分のものなんだから、自分の好きにしてなにが悪い、と思っている住民が今でもいる。今でもいるという表現はおかしいか。次から次に世代が交代してくるんだから、これから先もずっといると思って良い。
 賃貸で入っているんじゃないんだから、なんで規制されなくてはならないのかと思っている。これをわからせるのは厄介だ。廊下に私物を出しておかないで下さいといっても、理解できなかったりする。そんな状態だから、管理組合の理事会当番が回ってきても、なんでそんなことを請け負わなくてはならないのかと思っている。金を出すから免除しろとまでいう人すらいる。登記上は旦那の名義になっているのに、理事会に出席してくるのはその奥さんだという場合が増えているという声も聞く。先日、理事会にいってみたら、半分は女性だった。うちの場合は共同名義になっているので、どちらが出席しても一票になる。そういう役割がイヤなんだったら一軒家に暮らすか、賃貸で暮らすしかない。
 そろそろ大規模修繕工事が近づいてきた。普通の集合住宅だったら、多くの場合10年ごとに工事をやる。その対象のほとんどが屋上の防水工事であり、外壁工事等の暴露部の工事だから、そのくらいの頻度でやることが普通だ。うちの集合住宅は、屋上の防水工事だけは10年目に実施したけれど、あとはそれほどの問題点が見つかっていないので、20年目まで延ばしてきた。これによって、修繕積立金の残高に余裕もでき、二回目の工事の予算にも目途が立ってきた。この手の建物では、エレベーターや、各設備のメンテナンス、新替に大きな予算を要する。予想外の出費は宅配ボックスの故障だった。これは予想していなかったので、痛かった。しかもこの時期、多くの住民が通販を利用するので、不便を被ることになった。
 エアコンも新築時に取り付けたものをそのまま動かしてきた。来年は取り替えなくてはならないだろう。夏がどうしようもなく暑くなるのはもうわかりきっている。新築当初はほとんどエアコンを稼働することがなかった。冬は陽射しが暖かいし、夏は風の通りが良いからだ。もうそれでは凌げない。トイレも入れ替え、ガスレンジもガスボイラーも取り替えてきた。ひょっとすると、20年近く暮らしてきて、この程度の機器の入れ替えで終わっているのは恵まれている方なのかも知れない。
 次にやってきそうなのは、バスタブだろうか。大分黄ばんできているようにも思える。
 それよりも何よりも、自分の蔵書を処分しなくてはならないだろう。それが一番気が重い。