ほぼ足りてまだ欲 その先

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涼しい

 昨夜の夜中の雨が激しかったからなのか、朝から涼しくて気持ちが良いので、散歩に出かけた。降っているのか、降っていないのか、俄には判別がつかないくらいの霧が舞っているような塩梅はまるでどこかの山の中にいるみたいだった。
人出はやっぱりとても少なくて、上野の山も学生くらいしか人は歩いていなくて、静かだ。

 生まれて初めて奏楽堂の中に入ってみた。明治23年(1890)に建てられたものを、台東区が昭和62年(1987)に現在の地へ校舎を移築・復原した。平成30年(2018)11月に最終的なリニューアルをした。やっぱり目玉はホールで、それ以外は見るべきものはなにもない。大人の入場料は300円である。コンサートではいるのでないとあんまり意味はない。

 動物園にも人は大変に少なく、雨なんだから当たり前だ、ほとんど主たる入場者は例の双子を見る抽選に当たった人たちだろう。正門から入った人たちも、虎やゴリラを見にいく人も少なく、象の前にも、ニホンサルの猿山にも人は少ない。それでも双子見物の列はいつもと変わらない。お母さんと双子は三頭とも部屋に入っていて寝ていて、写真もうまくは写らない。とっとと帰ってくる。

 蓮池にはグダァとなってしまった花があっちこっちにひろがっている。多分昨日の夜中の激しい雨で叩かれたんだろうなと思わせる。それでも雨雫がついた花は瑞々しい。

 帰りにバスに乗ってやれやれと座って気がつくと、そこまで一度もどこにも座った記憶がない。疲れるわけだし、シャツが濡れていた。