ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

快晴、温度上がらず

 体調が戻ってきたような気がしたので、延滞していた本とCDを図書館に返しに行き、そのまま六義園に出かけた。
快晴だけれど、温度は日向にいてもそんなに暖かさを感じないくらい寒い。大気そのものが冷たいのだろう。
年末に来た時には、鴨が十羽ほどはいたように思うのに、たった3-4羽いただけだった。
だからかどうかはわからないけれど、コサギアオサギがでかい面をしていた。
コサギが一羽、奥のワンドで木の柵の間にいるらしい小魚を探し、捉えては意気揚々と、まるで周りに見せびらかすようにして咥えては飲み込む。
その技術は大変なもので、確率八割ほどで餌を手に入れていた。
園内を歩くのはほとんど一人の高齢者で、珍しく若いカップルを見たが、女性の靴がゆるそうで、歩くたびに踵がずれるのが気になる。脚にフィットする選択の余地がなかったんだろうか。
なぜこんなサイズの靴を選んだんだろうか。
どんな境遇で生活をしているんだろう。
今日のこのデートはどういう関係なんだろうか。
余計なことまで考えるのは、私が暇なんだろうね。
駒込の駅まで来ると、秋葉原行きのバスが出るところだった。
こんな短い路線があるのかと。
しかし、考えてみると本郷通りをこうして走ったことがこれまでなかったような気がする。
向ヶ丘高校も、吉祥寺も始めて見た。
こんなに永いこと東京に暮らしてきたのに、ホンの目と鼻の先のこんなところにも来たことがない。

帰宅してからまた頭が痛くて、体温を測ると36.6℃まであがっていた。
食欲が無いのに、甘いものが食べたくて仕方がない。

古本屋から滝田ゆうの「寺島町奇譚(全)」のちくま文庫が届いていた。