ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

150円

まだまだ紅葉は進んでいません@六義園

 今日は朝から全く雲のない、真っ青な空。それでも風があって、その風がちょっと肌寒い。だから、日差しの中を歩くのが気にならない。もうそんな季節になったんですね。バス停に来ると、おばあさんがちょっと離れたひだまりに立っていたくらいです。
 そのバスが乗ってみると、あれま!いつもとぜんぜん違う雰囲気で、一体何事かと思ったら、幼稚園児が20人くらいとその引率者のおば、おばあさんたちが5-6人。いつもだったらみんな普通に座れるのに、爺婆が立っています。一時間に一本しか来ないバスだから、これには困惑。それでも次世代の若者たちのために我慢、我慢。

 六義園は都立の公園ですから65歳以上はシニア料金で、150円です。年間パスを作っても1,200円。しかし、ここでは年間パスは作りません。なぜか。桜や紅葉、紫陽花なんかの見頃の時は押すな押すなの盛況でとても入る気にならないのです。今はなにもない。本当になにもない。紅葉はまだ全然だし、花は全く咲いてないし(狂い咲きなのかさつきが数輪)、鳥は面白くない。そうそう、鳥といえば、カラスが空中でカルガモを追いかけ回しておりました。カルガモはカラスに比べたら、結構すばしっこくて、ビュンビュンとフェイントを掛けながら逃げ回ります。そして水面に降りてしまえば、カラスはどうしようもない。自分は泳げませんからね。

 それでも天気に誘われたのか(私は全くそうです、これだけ晴れていなかったら来る気にはならなかったでしょう)、4-50人は入っていたんじゃないかと思います。

 帰りは白山通りまで出てまた他のバスで帰ってきます。千石一丁目のバス停へ至る途中、いつもと一本違う道を通ると、まるでギリシアのオリンポスみたいなエンタシスの柱の並んだ白亜の殿堂に遭遇。「天心聖教」と書かれていて、周辺にもいくつもその施設があります。新興宗教のようです。多分このへんでは知られているんでしょうが、どうして新興宗教って、こういう施設に贅を尽くすんですかねぇ。創価学会だって、あちこちに施設がありますし、かつては富士宮に大きな施設を持っていましたよね。そこへいくと、日本のキリスト教会のまぁ、質素なこと。東京大聖堂は大きそうですが、未だ入ったことがない。それでもあちらへ参りますと、嘘のような施設が建っておりますよねぇ。あれを見ると宗教はどんどん大仰な施設を建てて恐れ入らせることで「あぁ、もう逃げられない」と思わせてきたんですかねぇ。そういう意味では中国共産党のあの大会議場もその一種ですか。ユタ州ソルト・レイク・シティのモルモン大聖堂だって、NBAの会場より大きいですからね。するてぇと、権威主義が宗教の根源でしょうかねぇ。


近所の金木犀がどんどん咲いて思わずマスクをずらして深呼吸をします