お彼岸だから墓に行かないとまずいよ、と無宗教論者のつれ合いが云うので、クリスチャンの私とふたりで霊園の墓に参りましたよ。草をむしって綺麗にして、来年また来られるように精進しましょうと告げて帰ってきました。するかどうかは自信はないが。
さすがにお彼岸なので、いつもは周りにずらぁ〜ッと並ぶ墓石が全部ぽつんと立っている私たちを見ているような気がするものですが、今回はあっちにもこっちにも爺さん婆さんが見えて、線香の煙が上がっています。墓前に供えた花の色が綺麗に見えます。
その上、霊園の入り口のキンモクセイが満開です。あっという間にやることがなくなって、ブラブラと帰る。
それにしても死んだオヤジが自分で建てた墓だけれど、なんでこんなに不便なところに買ったんだろう。その上、この霊園は一度破綻している。どうもバブルの頃にゴルフ場に手を出して失敗したんだそうです。どうしようもない話です。もはや隙間がないほどに墓を増やしています。そのうち道路も全部墓になっちまいそうな勢いです。もうちょっと近くの墓が良かったなぁ。娘曰く、辺地、と。
帰りに久しぶりに横浜の駅に出てランチをどうしようと探す。お客が列を作っている寿司屋があったので入ってみた。1,200円でそこそこの鮨を十分な量で出している。これなら並ぶ人がいるのはわかるような気がする。回転すしに毛が生えたような店。某鮨チェーンの店だった。
8,282歩
追記
そうそう、想い出した。いつもは時期はずれに行くので、私鉄の駅から乗るバスもそれほど人が並んでいたりはしないのだけれど、今日はバス停にバス会社の職員がいて、霊園に近いバス停の名前を書いた紙を手にしている。人が集まってくると、「このバスは先払いですが、行き先によって料金が異なります。必ず降りる停留所の名前をいってカードをチェックして下さい!」と大きな声で説明してくれる。多分バスの運転手からクレームがついたのだろう。爺婆はわかったふりしているけれど、本当は良くわかっていないから、面倒なことこの上ないのに違いない。なるほど、お彼岸にたくさんの人がやってくるのが良くわかる。これだけなんども乗り方を説明してくれているのに、私の後ろの爺さんは停留所名をいったけれど、SUICAをチェックするのが上手くできていなかったらしく、「もしもし!」と呼び止められていた。