昨日の天気とは打って変わって、朝から青空。燦々と降り注ぐお陽様がぽかぽかな状況を見て、外へ出かけられずにはいられず、そうだ、こういう日はきっと川がキラキラと輝いているに相違ない。とりあえず川に架かる橋から、そのキラキラを写真にしようと、家を出た。観光客がひきも切らないお寺さんの境内は相変わらずの人混みで、それを通り抜け、橋まできてみると案の定、お陽様が丁度良い方向に来ていて、川はキラキラ。そこへ舟でも差し掛かれば、良い写真になるのに、なんの変化もない。しょうがない、昼飯の弁当でもスーパーで買って帰ろうと歩いていると、まれにしかやって来ない金町行きのバスが丁度停留所に差し掛かる。滅多にないチャンスだってんで、そのままなんも考えずに乗り込む。乗客全員が爺さん婆さんで、平日の真っ昼間なんだからそりゃ当たり前。しかし、この運転手さんが実にご丁寧な方で、ひとりひとりをきちんと見守っていて、ちょっとお爺さんが歩いていたら、バスを止めて待っている。こういう運転手さんのお名前はちゃんとどこかへ報告したいもんだよなぁ。
走り出し、橋を渡って隣の区に入ったら、左へ曲がる。そうか、これは水戸街道をず〜っと走っていくっていうわけだ。これで金町まで行くのはちょっとつらそうだ。東向島一丁目あたりに来たら、バスのアナウンスが「向島百花園にお越しの方はこちらが便利です」といったのを受け、即下車。今の時期じゃ見るべきものもないだろうが、百花園に行く。65歳以上は入場料が70円。年間パスポートなら280円、9庭園共通年間パスポートなら2000円なんだから、行かなきゃ損。9庭園とはいずこなれや？と思ったら、浜離宮・旧芝離宮・小石川後楽園・旧岩崎邸庭園・向島百花園・清澄庭園・六義園・旧古河庭園だそう。こりゃ買いかなぁ。
入るなり、猫さん発見。カリンの黄色い実がなっている。人がいなくて実に快適。しかし、若い女性がおひとりで、ベンチに座っておられたり、サラリーマン然とした若者がひとりでウロウロしていたり、意外と、意外な展開。お昼時だというのに、冬の陽射しは角度があってその陰影が面白い。
帰りはバスに乗って移動してきたが、乗り換えるつもりがひと停留所早く降りてしまって、残りをほとんど歩く。散歩といいながら7,000歩も歩いてしまった。
夜のボイストレーニングはイタリアの曲二曲と、谷川俊太郎作詞、武満徹作曲を二曲。なかなか面白い。
