ほぼ足りてまだ欲 その先

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小石川後楽園

 交通費にできるだけ金をかけないで、ちょっと足を伸ばすというわけで、今日もまず大江戸線に乗ってみましょうと。
いや参ったのなんのって、何でこんな寒い電車に乗らなきゃならんのでしょう!冷房ガンガンで、風邪を引き込みそうです。

 大江戸線飯田橋で降りると後ろの方に長い通路があります。これを行くと、小石川後楽園に至る出口、C3/C2に至るわけです。改札が地下一階にあるのですが、じゃ、ここは地下何階に相当するのかというとなんと地下6階でございます!ヒェ〜!長いエスカレーターを何段も上がる方法もございますが一挙にエレベーターが上がります。が、最後の地上へ上がるエスカレーターは、何をとち狂ったのか、上りしかございません。おいおい、それじゃ、乳母車や、車椅子の人はどうするのかと思ったら、なんとエレベーターが外堀通り側にあるんですねぇ。設計者の頭を疑います。

 小石川後楽園は爺婆の入場料は150円、年間パスは600円です。いや、広いわけですから、向島百花園の70円/280円よりは高いだろうとは思いましたが、逡巡して、年間パスはパス。500円以上になると、びびります。

 入るや否や、「どっかぁ〜ん、ぼっかぁ〜ん」と雷鳴みたいな大音響!何事ならんと構えると、広がる木立の向こうに白いドームが見えます。一体何をやっているんだろうと、検索すると、なんと「K-1」だと書いてあります。それにしてもすごい音で目の前の景色とはいや、流石に違和感。この界隈の住民の皆さんは大変だよなぁと思うも、そんなに住民いないんですかね、この辺は。検索ついでに「K-1」って入場料いくらくらいするんだろうかと見ると、本当かどうか知りませんが、リングサイド、一列目は「3百万円」って書いてあるんだけれど、ほんと!?

 花菖蒲の中にアオサギくんが一羽立ち尽くしておりまして、まるで餌を狙っているように見えるもんですから、こっちもその瞬間を狙ってやろうとずっとカメラを構えているのですが、こやつ、ほとんど動きません。そんなそぶりも見せるのですが、そもそもこんなところに餌になるような小魚がいるんですかね?魚影なんて見た覚えないですけれどねぇ。あまりにも動かないので、嫌気がさして放り出しました。

 少しは温度が低ければ、ぐるっと回遊庭園を回るのですが、もうそんな気にもならないくらいの蒸し暑さにございます。そんな中、驚くことに白無垢の金襴緞子を着込んだ花嫁さんと、紋付袴の花婿さんがスタッフや親族と思しき人々に囲まれて、いわゆる「前撮り」というやつです。あっきれかえっちゃいます。いつから日本人もこんなことをするようになったんですかねぇ、とまたいってしまう。それにしても、無料の公園ならともかく、有料で入園している人たちの中で、こんな商業写真撮影が許されているんですね。だとしたら、三脚立ててもここは問題ないのかしらん。とはいえ、ロクな三脚持ってないや。

 地下鉄を途中で降りて、バスに乗ります。途中から、隣に娘とその孫娘を連れた婆さんが座り、べちゃくちゃ喋りだしたので、途中で降りちゃいました。お陰様でたくさん歩くことができました。感謝。