私が現役時代に仕えた上司の中に尊敬に値する方がおふたり。
一人は「どこまでも責任は俺が持つから正々堂々と仕事しろ」といってくれた人。本当に正々堂々とやらしていただいた。今でもあの時の仕事が一番やりがいがあったと思っている。何時まででもやっていたし、とことん仕事に精を出していた。しかし、家庭はほとんど顧みていなかったといえるかも。この時の仕事は対外的なパブリシティの仕事だった。「一度嘘をついたら、あとからどんどん大きな嘘をつくことになる。絶対に嘘をつかないでやって行こう」と教えていただいた。そして私たちは嘘をつかずにやり通した。
もう一人の方はまだ私が新人の域を出ない頃の上司。基礎的なことはこの方に教えていただいた、といってもよい。もちろん、実質的なことはすぐ上の先輩にお世話になり、係長に鍛えられたけれど、精神的なことはこの方に教わった。今でも忘れられないのは、次の日のセレモニーの段取りのことを聞かれた時に「これで大丈夫か?」と仰ったものだから、つい「はい、大丈夫だと思います」と答えた。すると、低いけれど、強い声で「君に思うか思わないかと聞いているんじゃないんだ。大丈夫か、大丈夫じゃないかを聞いているんだ」といわれた。すぐさま「大丈夫です!」と言い切った。
そりゃそうだ。思っているんじゃ、また確かめなくてはならないものなぁ。これで信用して行くんだもの。
砂時計
何の映画で知ったんだっけ。多分この前のHarry Potterだったかもしれない。砂時計のことをhourglassというんだそうで。なんだかつまらない・・・。sandglassでも良いらしいけれど、それじゃ何のことやら。
砂時計というのは、最後の一粒がなんかの加減で引っかかっていたらいつまでもその時間が経過しないということになってすべてが停まっていたりしたら面白いのにね。なんかの加減で、その砂粒がころんと落ちたら、またすべてが動き出す。なんだか昔の「世にも不思議な物語」のようだ。
裁判員
いくらなんでも初めてのことだからと何でもかんでも報道されちゃうのはどうなんだろう。モニター上に出た証拠画像を見て首をかしげて眉をしかめただったか、うんうんと頷いて被告の話を聞いただとか、もうまるで実況中継状態に至っている。
こんなんだったらいっそのこと生中継したらどうなんだろうという気にもなりかねない。検察側の求刑は16年だったそうだ。わが家の二人の意見の真ん中へんにいっているぞ。結構激しい性格の被害者だったというのも被害者の遺族が否定したらしいけれど、あまりの否定ぶりに印象としては結構激しやすい性格の人だったんだろうなぁという印象を持たせてしまった。弁護側にとってはプラスだったかも。
作業完了
ちょっと根を詰めていた作業を完成。やれやれ、寝るとするか。