ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

散歩

 

 またいつものルートを辿って隣の区の図書館に行った。ところが道中(ってほどの距離じゃないけれど)やけに人とすれ違う。バスから見ていたら、歩道を走る高齢者引きも切らず。バスを降りてからもあちこちから人が出てくる。ま、日曜日だし、明日も休みだというのもあるし、天気も良いし、そりゃ人は出たくなるんだろうとは思うけど。谷中から根津、千駄木にかけては谷中まつり、根津・千駄木下町まつりだとビラが貼られていたり、出店がでていたり、人力車無料乗車なんてこともやっていたりする。


 ま、それにはほとんど関係なく、いつものルートをただただ淡々と歩く。花が咲いていなくてつまらない。いつものランタナのところに来ると、2-3種類の蝶々がランタナの花に掴まっては飛び、つかまっては飛びをしている。しばし、これを写真にできないものかとあぁでもないこうでもないとしていると、横を白人のカップルが歩いていく。なんでこんなところでしばしば白人の観光客が歩いてくるんだろうと不思議でしょうがない。なにか、おもしろいの?こんな裏道、どこにでもあるんだけどなぁ。


 いつも覗き見するだけで一度もなんにも買ったことがない、まるでどこかの蚤の市の店頭のようなお店にも人だかりがしていたので、なにかいいものあるかなぁと見ていると、真っ白いタオルが重なっていて、4枚50円と書いてある。そりゃ安い。手に取ってみると、どこかの会社が配るために作ったと思しきもので、社名が入っている。買おうと思って4枚選んで持っているとおばさんが「これはね、ちょっと色変わりしているところもあるけれど、私、ハイターで漂白したのよ!」とおっしゃる。お風呂で使うタオルとしてはうってつけ。


 昔良く首を突っ込んだ古本屋に入って見回すと、かつて欲しかった本があって、4千円と値が書いてあった。当時でも古本業界では7千円だった本で、家に帰ってAmazonで検索すると嘘か本当か知らないが32,980円と書いてある。常軌を逸している。もう古本屋で本を買うのは私には分不相応で、図書館から借り出すのが分相応だと諦めて店をあとにする。



今日借りだした本


2014年 岩波書店 田中伸尚著 月刊世界連載より。


平成24年(2012年) 角川書店 安田峰俊