ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

落ち度だらけです

 12日午前、県警本部で報道陣の取材に応じた橋本真佐男・県警留置管理課次席は「こちらに落ち度はなかったと思う」と淡々とした様子で繰り返した。(2012年12月12日17時40分 読売新聞)

 角田美代子容疑者が兵庫県警の留置場で死んでいた事件。三人の共同房に寝ていて、「12日午前5時7分から同55分まで4回巡回したが、いびきや寝息を立てて寝ていた。だが、同6時10分頃、寝息が聞こえず身動きしていなかったため、鍵を開けたところ、既に意識がなかった。同室の他の2人は就寝中で異変に気付かなかったという」というのが警察の説明らしい。
 これで「落ち度はなかった」と会見で発言するというのでは、この警察官はことの重大さを全くわかっていない。そもそもこんな犯罪者をこういう共同房に収容するというのは一体どうしたことか。兵庫県警本部にはこの区画しか女性容疑者を収容する房がなかったというのだろうか。もし、そうならどこか他に収容するしかない。
 これでは同房であったふたりが角田容疑者を殺害したと嫌疑を掛けられても不思議はない。事件隠しのために何かがあったと疑ってみることは確かに必要だ。そうだったとしても警察がそれを認めるわけがないし、物的証拠は決して挙がることはないだろうけれど。これは相当に異常な事態だといわざるをえない。

 黒い長袖Tシャツの両袖の部分を首に1回巻き結んだ状態だった(日経新聞2012/12/12 9:31 (2012/12/12 13:45更新))

宗教心

 日本人は信仰心がないとか、国民の大半は無宗教だというのが常識と化していて、どこぞの機関が発表するデーターでもそれが語られている。そんな状態だから若い人たちなんて全然そんな気はないんだと思い込んでいたら、それは全く違っていたことに気がついたのだよ。
 今回の京都旅行でいったお寺や神社の数は全部で多分10はくだらないだろう。そのどこででも、若い女性が一人で、あるいは連れ立って神社やお寺さんにお参りしている。そしてそれぞれのところできちんと作法に従ってお参りしている。そして奉納してある絵馬やその他のものの数もそれはそれは多くの数に上る。これでも信仰心がなくて、無宗教だというのかね。
 私はこれは立派な信仰心だし、自分の宗教として仏教、もしくは神道に帰依しているといって良いのではないかと思う。ただ、彼らがそれを自分の宗教として意識しているのかどうかという点で疑問は残る。ひょっとするとみんながそうしているからそうしているのかも知れないし、一つのレジャーとしてそのお参りを考えているのだとしたら、それはそれで宗教の布教の一つの形態として成功しているということだろうか。
 それにしてもあれだけの広大な土地を占めている宗教法人が非課税のまま料金を取って公開しているのはどうも納得ができないシステムである。その名目が如何に「愛山料」であろうと「お茶代」だろうとそれは人に見せる代償として金を取ることに違いはないのであって、国税局がわれわれに対してみせる態度と随分違いすぎるような気がして仕方がない。広告する宗教法人、公開料金を取る宗教法人に課税をするのは当たり前ではないのか。本来宗教というものはそういうものではないだろう。

自由

 安倍晋三石原慎太郎が考えている国民の自由というものは、ほぼ自由ではなくて、国家が国民を束縛して行くという考えであることは間違いがない。彼らは国家というものはそこに暮らす国民の自由にしたら何が起きるかわからないと思っている。
 「戦後の自由という考えは無責任の上に成り立っている、自由は責任が伴うものである」といういい方が説得力を持った論理として流布されている傾向は大きい。
 この辺の考え方は、電車の中で平気で化粧したり何かを喰ったりするという行為に対しても発せられる。これはもう論外で、自由という言葉を使うのに適した場面ではない。これは人の迷惑を顧みない馬鹿で、話にならない。
 自民党憲法改正案の国民の自由に関する文章には「公益及び公の秩序に反しない限り」という条件がついている。これはどんなところでも適用することができてしまう国家権力にとっての錦の御旗で、戦前の治安維持法そのものであることは明白。かれらはとにかく有無をいわせずに国民を国家権力の思うままにしたいので、その国家権力に自分たちがつくことが前提で語っている。もし、彼らが野党として活動する立場であったら、彼らはどうするだろうか。
 そのためには彼らが権力を掴むことができる様に最大限の努力をするはずだ。選挙の方法も変えようとするだろう。
 憲法というものが国家が国民を律するものではなくて、国家を律するものであるという観点に立った考えを持ち得ていないところがあまりにも稚拙であり、「民主政治」というものを理解できていない。戦後から全く彼らの民主頭は成長していない。

花巻東高・大谷翔平

 大谷翔平はついに日本ハムファイターズに入団することになったそうだ。栗山監督の説得が功を奏したらしい。
 私は彼が日本のプロ野球を経由せずにそのままアメリカに渡ってアメリカのプロ野球に挑戦するという宣告をした時に快哉を叫んだ一人だ。その意気や良し!日本のプロ野球なんかで時間を潰すことはないと賛成だった。確かに日石からそのままボストン・レッドソックスに入団した田澤はかなり苦労した。そして未だに結果を残せていない。来シーズンにどれほどの活躍をすることができるのか、まだわからないでいる。しかし、高校を卒業したばかりで米国へ単身渡ったらどんな挑戦ができるのか、それをいささかもひるむことなく挑戦しようという言葉には実に素晴らしいことだと楽しみだった。
 日本ハムファイターズは彼にピッチャーとしての期待だけでなく、バッターとしても期待しているのだそうだ。折角高校生にも拘わらず160km/hのスピードボールを投げようかという投手なんだから、やっぱり挑戦するところを見て見たかった。大人の論理はつまらん。

2012年12月11日のツイート