ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

落ち度だらけです

 12日午前、県警本部で報道陣の取材に応じた橋本真佐男・県警留置管理課次席は「こちらに落ち度はなかったと思う」と淡々とした様子で繰り返した。(2012年12月12日17時40分 読売新聞)

 角田美代子容疑者が兵庫県警の留置場で死んでいた事件。三人の共同房に寝ていて、「12日午前5時7分から同55分まで4回巡回したが、いびきや寝息を立てて寝ていた。だが、同6時10分頃、寝息が聞こえず身動きしていなかったため、鍵を開けたところ、既に意識がなかった。同室の他の2人は就寝中で異変に気付かなかったという」というのが警察の説明らしい。
 これで「落ち度はなかった」と会見で発言するというのでは、この警察官はことの重大さを全くわかっていない。そもそもこんな犯罪者をこういう共同房に収容するというのは一体どうしたことか。兵庫県警本部にはこの区画しか女性容疑者を収容する房がなかったというのだろうか。もし、そうならどこか他に収容するしかない。
 これでは同房であったふたりが角田容疑者を殺害したと嫌疑を掛けられても不思議はない。事件隠しのために何かがあったと疑ってみることは確かに必要だ。そうだったとしても警察がそれを認めるわけがないし、物的証拠は決して挙がることはないだろうけれど。これは相当に異常な事態だといわざるをえない。

 黒い長袖Tシャツの両袖の部分を首に1回巻き結んだ状態だった(日経新聞2012/12/12 9:31 (2012/12/12 13:45更新))