ほぼ足りてまだ欲 その先

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宗教心

 日本人は信仰心がないとか、国民の大半は無宗教だというのが常識と化していて、どこぞの機関が発表するデーターでもそれが語られている。そんな状態だから若い人たちなんて全然そんな気はないんだと思い込んでいたら、それは全く違っていたことに気がついたのだよ。
 今回の京都旅行でいったお寺や神社の数は全部で多分10はくだらないだろう。そのどこででも、若い女性が一人で、あるいは連れ立って神社やお寺さんにお参りしている。そしてそれぞれのところできちんと作法に従ってお参りしている。そして奉納してある絵馬やその他のものの数もそれはそれは多くの数に上る。これでも信仰心がなくて、無宗教だというのかね。
 私はこれは立派な信仰心だし、自分の宗教として仏教、もしくは神道に帰依しているといって良いのではないかと思う。ただ、彼らがそれを自分の宗教として意識しているのかどうかという点で疑問は残る。ひょっとするとみんながそうしているからそうしているのかも知れないし、一つのレジャーとしてそのお参りを考えているのだとしたら、それはそれで宗教の布教の一つの形態として成功しているということだろうか。
 それにしてもあれだけの広大な土地を占めている宗教法人が非課税のまま料金を取って公開しているのはどうも納得ができないシステムである。その名目が如何に「愛山料」であろうと「お茶代」だろうとそれは人に見せる代償として金を取ることに違いはないのであって、国税局がわれわれに対してみせる態度と随分違いすぎるような気がして仕方がない。広告する宗教法人、公開料金を取る宗教法人に課税をするのは当たり前ではないのか。本来宗教というものはそういうものではないだろう。