ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

松ぼっくり

 1987年に生まれて初めてヨセミテ国立公園に足を踏み入れたときに、メタセコイア松ぼっくりというのか、種がやたらとても大きなものだったと思っていたのだけれど、後年再度訪れてみると、それがシュガー・パインの松ぼっくりだったことがわかって、人の記憶なんてまったくむちゃくちゃなのだ、ということを今さらながら知ったことを思い出した。→こちら

博打場

谷川弥一(自由民主党無所属の会)は11月30日 (水)の内閣委員会でアベノミクスはあんまり上手くいっていないといってしまいましたね。原稿棒読み。下らん質問をして、下らんとおりいっぺんの答弁をさせるための役割。
 時間が余ったからといって、内閣委員会で漁業の実情、長崎の造船業の衰退をいい続け、自民党首脳部への文句をいうことによって時間を埋める。博打場開帳委員会らしく馬鹿げた時間の潰し方で歳費を稼ぐ。恥を知れ。終いに般若心経の解説までやっている。こんな奴ばっかり。
 たまには衆議院参議院のネットテレビで奴らのおふざけ国会を監視しなくて良いですか?
 シンガポールの二カ所のカジノのひとつってMarina Bay Sandsのことでしょ?これも外資、セントーサもマレーシア資本じゃないですか?上がりは持って行かれちゃうのね。チャンと税金落としているのかね?シンガポールは島全体、つまり国全体が観光地じゃないの?カジノだけで観光客が増えているわけじゃない。サンズのカジノが盛っているとはとても見えなかったなぁ。
 豪州各地の博打場をみてご覧、格好良く盛っているかい?
 どう見たって日本の博打場が盛るとは思えない。情けない博打場、憐れな博打場、貧乏くさい、ギャンブル場、そのものになる訳ね。その時になってどうする、ということになるのね。博打で生きる街を作るわけで、観光とはなんの関係もない話だ。
 そうそう、そういえば財政投融資とかいって、年金を使い果たしちゃった、バブル期のレジャー法の頃のことを思い出すよねぇ。
 やるべきことをやらないで、やらなくて良いことばっかりやっている。

谷川弥一

 諫早湾の一部を閉鎖してできた干拓地の1/3に当る面積(約十万坪)を抜け抜けと自分の息子の会社に県庁の部下と組んで払い下げた、とネット上に書かれている。こんな奴ばっかり。

セガサミー

 セガサミー安倍晋三のお友達で、あの会社がギャンブル法を早くやれとプッシュしていることをネットで知って、Facebookにそう書いたら、友達からメッセージが来て、かつての会社の上司の息子ってのがその会社にいて、今まさに韓国のカジノで勉強中なんだとご注進を戴いた。まさに裏付ける結果となっているわけです。パチンコに飽き足らないってことなのか、パチンコが頭打ちだからなのか。とにかくギャンブル解禁したら自民党に金が転がり込むって図式がよくわかった。これでも自民党を支持している連中がいるだなんて、あきれ果てる。

Cottonwood Mall (Utah)

 1979年12月、この年はイランのテヘランにあった米国大使館が乗っ取られ、大騒ぎになった。それがアメリカとイラン、イラクのここまで引っ張ってくるその発端だったとはまったく気がつかなかったくらいの、ノー天気野郎だった私は、会社からユタ州のソルト・レイク・シティーに派遣されて語学研修をした。2ヶ月半、ここで英語漬けの生活をして、最後の2週間をかけて、仕事に関係する米国企業を渡り歩いてきた。この頃の会社は飛ぶ鳥を落としていたのか、毎年5人を送り出していた。私たちは確かその2年目だったと思う。
 行ってみたら派遣先はコットンウッド・モールというショッピング・センターの二階のオフィスフロアーの一角にある小さな教室を持った事務所だった。午前中はそこで、本当に教師の資格があるのかどうかわからないふたり程から英語の主にoral訓練を受けた。最初に銀行に電話してどんな口座があるのか、聞き取れといわれて仕組みを知らないものだから、慌てた記憶がある。思わず日本語が口をついたら箱の中に25セントを放り込む、という罰があって、みるみるうちに貯まっていった。
 暮らしていたのはホームステイだったから、生活はあてがわれた家のレベルのママだから、運、不運がある。私は最初、某医療関係用品メーカーの副社長の家にいたから、恵まれていた。ゲートがあってガードがいるようなコンパウンドに建っている一軒家だった。毎週金曜日は子どもたちを寝かせてから、大人三人でビールを飲みながら肉を焼いた。
 次のうちは靴屋で働く旦那と三人の乳飲み子を抱えている奥さんのほとんど私と年の変わらない夫婦の家庭だった。復習をやろうとしていると、子どもたちがやってくるという家だった。動く車が一台しかないから、毎朝、旦那を店まで送っていった。
 三軒目はそれぞれが子どもふたりを連れて再婚した夫婦の家で、そこには17、15、12歳の息子三人がいて、彼らとのレスリングに往生した。17歳は高校を終えたらMarineに行くんだといっていた。あの歳格好からいったら、彼はもう52歳になっているはずで、アフガン、イラクあたりに行っていたはずだから、無事でいるかどうかわからない。
 毎日午後からは周辺にある様々な企業にインタビューに行ったり、私はユタ大学のウィンター・クラスに入れて貰ったりしていた。良く、あのままアメリカに留学するといわなかったものだと今から考えると、惜しいことをした。尤もあの当時は研究対象が見つかっていたわけじゃない。当時、あの街で日系一世のおじさんに出逢ったりしていたのだから、その後興味を持った米国における日系人社会を研究対象にして留学してしまえば良かったじゃないかといえるけれど、当時は良い調子で会社員をやっていくつもりだった。
 そのコットンウッド・モールは今になって調べてみると、かなり古いショッピング・センターで開設されたのが1962年。インドアのショッピング・センターとしてはユタ州で最初で、全米でも2番目だったといわれている。1番目はどこだったのか知りたくなるなぁ。なにしろSLCは冬オリンピックが開かれたようなところだから、冬は雪が深く、クリスマス前には根雪になってしまう。だから冬は建物の中にしかいられない。
 ショッピング・モールでランチを買ったりしていると、年老いた爺さんが話しかけてきたことがあった。何をいうのかと思ったら、自分は占領期の日本に軍人として言っていたんだという。占領期が終わっても日本にはたくさんの軍人が今でもいるわけで、日本に良い記憶を持っている米国人男性がいてもおかしくない。彼がいうには接収していた小金井のゴルフ場は自分たちは100円でプレイできたんだそうだ。彼はしょっちゅうモールの中を散歩していた。
 ZCMIというデパートがSLCでは大手だった。それが開いたモールだったらしいけれど、ZCMIはMeier & Frankに吸収され、今はMacy'sになってしまった。21世紀になって古くなったモールにはテナントが入らなくなり、とうとう1/4が空きテナントとなって2009年には閉鎖されたそうだ。今、Google mapでみるとMacy'sの倉庫のような建物が見えるだけでまっさらになっている。
 青春が消えていくのが見える。
 当時お世話になったホームステイ・コーディネーションをやってくれていた女性をネットで探すとまだあの街に住んでいるらしいことがうかがえる。どうしているんだろう。

まぁ、その

 おかげで公明党の諸君は、大嘘・安倍晋三首相よりお褒めの言葉を戴いたんだそうでございますよ。宗教団体が博打にヨイショでございますから、もうこの国のむちゃくちゃブリには一層の拍車がかかっております。
 なんでも、パチンコのセガサミーの御大は安倍晋三のマブダチみたいですねぇ。そういうからくりっすか!?

安倍晋三首相は2日、カジノを含む統合型リゾート(IR)推進法案に慎重だった公明党が採決を容認し、自主投票で臨んだことについて、「公明党が困難な中でよくやってくれた」と評価した。首相官邸堺屋太一内閣官房参与に語った。(時事通信2016/12/02-19:52)

 ところで維新のバカどもが公金を誤魔化していることが発覚。

 「身を切る改革」(松井一郎代表)などと謳う維新が、昨年の党分裂に際して、「政党交付金を国に返す」と名言していたにもかかわらず、急造の"ダミー政治団体"にプールするかたちで返還していなかった

 あの大馬鹿者の足立康史衆議院議員ツイッターで口を滑らしていたそうだ。

〈維新の党の残金は、当面の必要経費を除いて国庫に返納しました。必要経費については、残留組は維新の党として年越しできましたが、おおさか組はできません。そこで、なにわ維新という暫定の箱を作って年越しした次第です。ザッツオール。〉(16年5月26日付け、原文ママ

 その維新の松井はこうだ。

統合型リゾート施設(IR)整備推進法案をめぐり、民進党が審議入りに反対している国会情勢について「民進党が『なぜ急ぐのか』とバカなことをいっているが、法案は3年前に提出されている。3年間、何してたんや」
「(審議入りに反対なのは)政治的に僕に対する民進党の嫌がらせだ。彼らは国民の方を全く見ず、日本のことも考えず、党利党略、個人的な好き嫌いで物事を考える。まあ、バカな政党だと思う」
『IR=依存症が増える』。何のエビデンス(証拠)をもっていってんのかね」
シンガポールではIRができ、依存症対策をしたことで依存症患者は減っている。でたらめなことがどんどん伝わることは非常に問題だ」

 バカが自分だってことがわからないくらいのバカ。それを選んだのは国民という大馬鹿ってことだけれどね。
 IRに対案を出せといっていたらしいけれど、そんなバカな発想を持っていることだけで充分に彼らが政治家ではなくて、ただ単に金を目当てのヤクザだということがわかるというものだ。

コンパクト

 そもそも2020の東京オリンピックっていうのは「コンパクト」にやることができる!っていうのが売り物だったはずだよね。それが決め手だったんだよね。ま、安倍晋三が「すべて管理下に置いております」と福島第一原子力発電所の事件のことを大嘘ついたってことも決め手の一つだったんだろうけれど。
 それがいつの間にか、選手オリエンティッドだといいながら、レジェンドだなんていいやがって、結局箱物を次世代に残す、なんてことを振り回すことになった。
 これがなにを意味しているのかといったら、この際だから、いくらでも税金を遣って、大手ジェネコンを中心に儲けられるところは儲けていこうじゃねぇか、オリンピックっていったらなんでも通るぜ、てなことになった。
 その旗振り役が森喜朗だ。それに都議会の自民党連中がよってたかって儲けの分配に専念したってことだ。それをなぜか、不思議なことに小池百合子が阻止にかかっている。これが小池の真意なのか、どこまでが彼女の本意なのかよくわからないところがあるけれど、とにかく今は阻止せんとしている。ひょっとして彼女はこれから彼らに大きな貸しを作ることでオリンピックの終止符を打つのかも知れない。これは時が証明することしかないだろう。
 例えば、バレーボールの有明アリーナがどうしても必要なのだとしたら、それはイベント、興行界が活用するためだということが正しいのだとしたら、なにもオリンピックの施設としてではなくて、イベント・興行用の施設としてそうした資本が建てれば良いではないか、ということだ。

2016年12月02日のツイート