ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

どんな境遇にいるのか・・

皇太子殿下は45歳になられた。記者会見の中で詩を引用された。なるほどと思える詩で、これまでもいろいろなところで広く知られている詩だという。

ドロシー・ロー・ノルトというアメリカの家庭教育学者の作った「子ども」という詩*1

    『批判ばかりされた 子どもは
     非難することを おぼえる
      殴られて大きくなった 子どもは
     力にたよることを おぼえる

     笑いものにされた 子どもは
     ものを言わずにいることを おぼえる

     皮肉にさらされた 子どもは
     鈍い良心の もちぬしとなる

     しかし,激励をうけた 子どもは
     自信を おぼえる

     寛容にであった 子どもは
     忍耐を おぼえる

      賞賛をうけた 子どもは
     評価することを おぼえる

     フェアプレーを経験した 子どもは
     公正を おぼえる

     友情を知る 子どもは
     親切を おぼえる

     安心を経験した 子どもは
     信頼を おぼえる

      可愛がられ 抱きしめられた 子どもは
     世界中の愛情を 感じとることを おぼえる』

今の時代の子育てに、実にタイムリーだと思う。
 ところで警視庁がこんな統計を発表した。実は外国人犯罪については統計の中身にいろいろと解釈上の問題点が見つかってきた。たぶん、今回もその辺を改訂してはいないだろう。(多分ね)
 そして、皇太子殿下が引用した詩をこの国に滞在している、暮らしている、税金を払っている、そんな外国人の人たちに、そのまま適用していただきたい。差別はそれなりの結果を生み出す。

来日外国人の犯罪件数、過去最多 逮捕・送検2万2千人
 昨年1年間に事件を起こして逮捕や書類送検された来日外国人は前年より約2000人増の約2万2000人にのぼり、過去最多を記録した。

*1: Dorothy Law Nolteの作った詩で,引用元は「あなた自身の社会 スウェーデンの中学教科書」(アーネ・リンドクウィスト,ヤン・ウェステル著,川上邦夫訳:新評論から出版:155頁